おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私が30年勤務した開業医団体を出て経営のサポートを始めてからも様々な院長と出会ってきました。
開業されている方もいれば勤務されている方もいて30~60歳位の幅広い年齢のドクターとお話してきました。
私はこれから歯科医院は大型化が必要になり開業のハードルが高くなっていくので、若いドクターは勤務医としてキャリアを築く選択肢も含めて考えた方が良いと考えています。
これからの開業にはかなりの経営力が求められる一方で勤務ドクターとして輝ける可能性が拡がっているからです。
しかし、勤務ドクターであっても誰でも良い訳ではない。
勤務ドクターとしてキャリアを積み収入を上げていくドクターになる為には条件があるのです。
上手くいかないドクターは開業しても勤務しても上手くいかない・・。
そして歯科医師としてのキャリアが上手くいかないドクターには特徴があるのです。
それは話される内容がフワフワしているということ。
理想はあってそのことを熱く語られるのですが行動しなかったり行動している方向が違っている。
やりたいことも1年後の自分がどうなっているのかも具体的ではないのです。
若い勤務ドクターでは学生気分が抜けない人も結構います。
開業して医院を大きくされる院長は「3年後」と「今やること」が明確で具体的なプランになっています。
そしてそのステージに到達するのに年齢は関係ない。
それを成功させるのに学びと実践に使った時間で決まるのです。
40年近く医療機関の院長と関わってきた経験から言えるのは、いまフワフワしているドクターは開業しても勤務しても10年後もフワフワしているという事です。
理由は、
・学びと実践の方向性が間違っている(学ぶけど臨床に落とし込まないなど)。
・理想ばかりで現実を見ていないし行動をしない。
・プロとしての自覚が足りない。
・結果を出すことにこだわらない(特に勤務ドクター)。
・付き合う人を間違っている
(上昇志向のない人と付き合う。方向性を間違えている人と付き合う)。
・ワークライフバランスを考えている(だから結果を出せない)。
・時間とお金の使い方が間違っている。
・やるべきことを後回しにする。
・お金を生まない理想を持っている(価値の交換が出来ない)。
からです。
医療機関経営は「現実」ですのでお金を生まない理想は誰も幸せにできません。
お金は相手に与えた「価値」への対価ですので、お金を貰えない「価値」の提供は自己満足でしかないのです。
その事は勤務ドクターも同じでどれだけの患者を健康にし医院収益にも貢献できたかで存在価値は決まるのです。
その根本的な考え方を間違えていると何をやっても上手くいかない。
さあ、ご自分の歯科医師人生どう描かれますか?
テーマ:その他
Posted at 05:00