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◆歯科医院経営ブログ

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令和の時代に成功できる歯科医院経営 その129 売上が減りだすと・・・  [2021年12月13日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私が歯科医院の経営を分析していて感じるのは売上が増えるのも減るのも明確な理由があるということです。
 
例えば「新患数」の様に比較的早くに経営への影響が出てくるものもあれば「キャンセル数」「コンサル実施率」の様にジワジワと経営へのマイナスの影響が出てくるものもある。
 
 
いままでマイナスの口コミが少なかったのに最近増えてきたのなら接客面などで問題があるかもしれない。
 
そして、それらの原因が一人のベテランスタッフの退職だったり新人ドクターの入職、マンパワー不足だったりするのです。
 
 
 
 
歯科医院の売上は外部マーケティングの力だけではなく院内の様々な要素で決まります。
 
そして院内のパワー(接客品質やコンサルの仕組みなど)の低下は見えにくいしその影響はジワジワと出てくる。
 
 
医療介護の人材不足は深刻でこれからもっと悪化しますので人材不足で売上が下がっていく歯科医院も増えてくるでしょう。
 
労働集約型である歯科医院はマンパワー不足が一番の経営リスクですので、人材確保への対策を怠ってはいけないのです。
 
 
 
 
院長が気をつけなくてはいけないのは、
 
・売上は伸びているが伸び率が低下した
・売上が前年より落ちた
・売上が変わらず営業利益率が低下した
・新患数や再初診数が下がってきた
・平日夜と土曜日の予約枠がいっぱいで入らなくなってきた
・パート勤務の歯科衛生士が増えて夕方のアポが一部開けられなくなってきた
・若い歯科医師が入職した
・マイナスの口コミが増えてきた
・患者のプチクレームが増えた
・院長のモチベーションが落ちてきた
・スタッフの退職が増えた(特に核となるスタッフ)
 
などです。
 
定量的要素だけでなく定性的要素も経営に大きな影響を与えますし、一つのマイナス要素は他と繋がっていて一つが崩れると他も連動して崩れていくことが多いのです。
 
 
 
ジリ貧が始まると影響が多岐に及ぶだけに院長では止められないことが多い。
 
しかも、定量的要素は測定できても定性的要素のマイナスは院長は気づきにくいし対策に時間がかかる・・・。
 
 
 
ジリ貧になった医院をだれも引き継ぎたいとは思わないし患者とスタッフの未来も守れなくなる。
 
何よりもジリ貧の医院からは魅力がどんどん無くなっていく・・・。
 
だからこそ院長はリタイアするまで油断することなく全力で駆け抜けなければならない。
 
 
経営者になるということはそういう意味だと私は認識しています。
 
 
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