おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今日は珍しくスタッフ向けに書きたいと思います(勤務ドクターも含む)。
スタッフの皆さんは自分にとって働きやすい理想の医院を求めておられると思います。
私も40年近く歯科医院と関わっていますので、「〇〇歯科医院でスタッフが3人まとめて退職したらしい」的な話は結構伝わってきます。
スタッフの方々が退職される理由には色々あると思いますが、その中で皆さんが注意する必要があるのが、「この医院は自分の能力を活かせる環境ではない」「院長に認めてもらえない」「ここでは成長できない」と感じて転職先を探すことです。
何故ならそういう視点で転職先を探すと見つかる可能性が低いからです。
私は40年近く歯科医院に関わってきて多くのスタッフとも話しましたし医院の状況も見てきました。
だから院長がどんな人材を求めているのかがわかるのです。
どんな仕事でもそうですが、「〇時間×時給〇円」という考え方で仕事をすると経営者には必要とされません。
「自分が苦労して身に着けたスキルで成果をだそうとする人」や「組織に貢献しようと資格がなくても与えられた役割で頑張る人」と「時間給で仕事をする人」
どんな人が理想の人生に近づいていくのでしょうか。
私は開業医団体で勤務している時代から職場の様々な役割を自分から進んで担当していましたし、それによって仕事量が賃金に見合わないと考えたことはありません。
周りの人たちは面倒だからやろうとしないので募集された役割はほぼ100%担当できましたし、「自分のレベルを上げられるのに何故他の人はやらないのだろう」と不思議でもありました。
もし、このブログを読まれているスタッフの方が現在働かれている医院の賃金や処遇に不満を感じておられるのなら、高い確率で院長から求められている役割を果たせていないのだと思います。
もしあなたが、院長から求められた品質以上の結果を出そうと自主的に時間外や休日も使って学び頑張る姿勢を貫いていたのなら、ほとんどの院長は「このスタッフには辞められたら困る」と思うはずです。
そしてあなたを優遇し、業務改善などでも意見を求めてくる様になるのです。
卵が先か鶏が先かではありませんが、自分の人生を豊かにし相手から必要とされる存在になる為には、間違いなく自分がやりたいことよりも自分が与えられた環境で結果をだすことの方が先なのです。
働いている医院の院長でさえ満足させられない人が社会で必要とされることはありません。
結果を出せるようになることであなたの価値は高まり、ぜひ働いて欲しいという院長が押し寄せてくるようになります。
あなたの人生を輝かせる為には、もらえる賃金や報償に見合った分だけ働くのではなく、院長が「グウ」の音も出ない位の結果を出すことに集中することです。
いつの時代も「隣の芝生は青い」のです。
テーマ:その他
Posted at 05:00