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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院経営に関する言いたい放題 その5 地域があって医療がある  [2021年06月30日]
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
 
法律によって様々な規制がされている歯科医療、規制される分一定の保護もされてきました。
 
私が開業医団体に入職した38年前は医療費削減政策が始まる分岐点にあり、理事の先生や地域の先生方と「医療はどうあるべきか?」という論議を酒を飲んではしていました。
 
職場の先輩方にも熱い方が多く、仕事が終わってタイムカードを押してから開業医運動のあり方について延々と意見が交わされるのを新人ながらワクワクして聴いていました。
 
 
 
 
あれから40年近く経ち、予測どおり医療制度は変えられてきましたが開業医の先生方も変化してきたと感じます。
 
昔は「経営のことなんか考えたら医療がブレる」と言い切る院長が多かったように思いますが、いまは経営環境の悪化にともなって経営者らしい院長が増えてきた。
 
 
 
しかし、その分「患者との距離を近づけられない医院が増えてきた」とも感じるのです。
 
医院によってはホスピタリティ重視を掲げて接客接遇を強化される医院もあるのですが、見た目の接客は綺麗なのですが何というか患者との関係性が浅いんですよね。
 
プライマリケアなんだからもっと距離感が近くないと・・・と感じます。
 
 
 
 
効率化が進む医院の空気は患者に緊張感を与えますし、過度にお辞儀の角度が深い医院には違和感を感じます。
 
 
「医療ってそんなもんでしたっけ?」「昔はもっとお節介でしたよ」と口から出そうになります。
 
 
 
時代なのかもしれませんが、昔は医院を勝手に宣伝してくれるオバサマも多かったし郊外で開業する院長も地域のコミュニティにもっと参加されていた。
 
でも先日、若手の内科医が地元の行事に出ていくことを「立場があるので」と渋ったという話を聞いてガッカリしたのです。
 
 
 
 
この医療機関と患者の距離感の遠さが医療機関の経営をさらに悪化させていく。
 
そう感じるんですよね。
 
 
時代が変わろうが医療は地域と共にあるべき。
 
 
私はそう考えます。
 
 
これから歯科医院に起こっていく困難も院長が地域との関係をしっかり築いてきていれば乗り越えられる。
 
そう思うのです。
 
 
先生は地域の方々とプライベートでどれ位繋がっていますか?
 
 
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