おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)のアイコン「世界を変える為の17の目標」ってご存じでしょうか?
ちなみに日本は世界17位で目標を達成できているのは3つのアイコンだけです。
「最大の課題」に分類されるのも5つあります。
実は日本政府のSDGsへの取組みの遅さに日本経済を危機に追いやる危険性をはらんでいるのですが、この問題についてはまたの機会に書きたいと思います。
今日はそこではなくSDGsの17のアイコン(検索してみてください)のことです。
どうでしょうか?
何を目指すのかが分かりやすいと思いませんか?
では、先生の歯科医院が目指すものをアイコンにしてみてください。
すぐに出てきますか?
何個のアイコンが出たでしょうか?
院長が作成したアイコンの意味を具体的な事例をもとに説明できるスタッフは何人いるでしょうか?
そして現在の到達度を色分けしてみます。
「赤」は主要な課題が残っている。
「橙」は重要な課題が残っている
「黄」は課題が残っている
「緑」は目標が達成されている
一年ごとに評価すれば目標達成に近づいているかが分かりやすいと思います。
院内で共有できたら今度はアイコンの意味を患者に伝える為に工夫してみてください。
医院がどんな「価値」を目指しているのかを患者や地域の人たちに知らせることはブランドイメージを拡げるために不可欠です。
医院理念もそうですが、いろんな事に取り組み経験値が上がっていくと目指すもの自体がシンプルになっていく。
そして短い言葉で相手に価値を伝えられるようになっていくのです。
ブランディングでいえば企業の普遍的な価値を表す「タグライン」もその一つです。
例えば、
「からだにピース」はカルピス
「マチのほっとステーション」はローソン
です。
社会の中でどういう存在を目指すのかが伝わってきますよね。
じゃあ、先生の医院のタグラインを決めて目指している個別の価値をアイコンにしてみてください。
スッと出てくる院長は少数だと思います。
理念がこなれてシンプルになる過程でないとピンとくるものにはならないでしょう。
でも、それで良いのです。
考え続けていくことが大切なのです。
価値について考え続け目標達成の為に苦しくても逃げずに行動していれば、いつかきっとピタッとくるタグラインやアイコンが浮かんできます。
さあ、今日で連休も終わり。明日から先生の理想に向かって邁進してくださいね。
Posted at 05:00