おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院のチームメンバーの技術と知識を高める為に必要なもの、それは
①キャリアプラン
②目標(3年⇒1年 ※3年後を先に立てる)
③現状
④差
⑤差を埋める計画立案とサポーターの選出
⑥差を埋める行動⇒検証⇒改善
です。
上記を明確にして、毎日コツコツとトレーニングをして進歩しない人はいない。
ただ、人によって身に着けている再現能力が違いますので、成長スピードは違います。
そんな中でも勤務ドクターや歯科衛生士、歯科技工士に必要なのは「症例発表」をする機会を持つことです。
学会や勉強会で発表するのを目指すのが理想ではありますが、最初は院内で発表することからでも良いので始めることが大切。
そして、症例発表に慣れてきたら親しい院長の医院メンバーと一緒に症例発表をおこなうのです。
歯科医院では勤務ドクターや歯科衛生士ひとり一人が何を得意にしていて何を苦手にしているのかを具体的に把握できていないケースが多い。
でも、それだと冒頭に書いた成長の為のステップを進めないのです。
例えば、院内ではベテランの歯科衛生士が新人の歯科衛生士を教えます。
しかし、ベテランの歯科衛生士を指導してくれる人は院内にいなくて「このまま成長できずにいて良いのかな・・」と思っていることも多いのです。
その場合、成長意欲が高い歯科衛生士ほど退職に繋がります。
その解決方法としては歯科衛生士が勉強会に参加したり外部から講師を招いたりして刺激を受けることですが、それと合わせて院内でも症例発表をして成長を更に加速させるのです。
人間は「変化する環境」にも順応しますが、「変化しない環境」にも慣れる。
そして変化しない環境に慣れてしまうと、以前にブログに書いたように医院メンバーは300kgの鉄球となって院内の変化に抵抗するようになるのです。
目標と現状との差を明確にして埋めていく作業は地道なものです。
しかし、その積み重ねでしか人は成長できない。
だから、症例発表会という機会を設けて一人づつ発表していくことで目標に向けて努力するよう促すのです。
「ウサギと亀」と同じです。
毎日、トレーニングすることを習慣化するのです。
努力を続けることが出来れば必ず成長する。
その事を多くの先人が教えてくれています。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 05:00