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◆歯科医院経営ブログ

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私が歯科医院の診療を見学する度に感じること  [2020年11月11日]
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おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
私はクライアントの診療を見学することを重視しています。
 
そこには歯科医院のオペレーションの質を高めるヒントがいっぱい眠っている。
 
 
患者を治療している院長に代わり、治療の次の展開を見てスタッフが動けているのか、他のメンバーと連携できているのかを見ていく。
 
 
そしてどこの医院を見学しても細かい改善項目はいっぱい出てくる。
 
 
 
 
しかし、私は細かい部分の指摘は最小限にするようにしています。
 
樹の幹の構造を変えずに枝葉の問題を指摘しても仕方がないからです。
 
だから私はスタッフに「診療を見学させてもらいますが、細かい部分の駄目出しをする気はありません」と伝えるようにしています。
 
 
 
 
必要なのは院長が目指すオペレーションの「理想像(質)」を明確にすることです。
 
そしてオペレーションの理想像を明確にするには「院長がどんな医院を作りたいのか?」が明確でなければなりません。
 
 
 
 
院長の「理想」が明確になってそれが具体的にスタッフに伝えられ、スタッフが提案されたプランに心から納得すること。
 
そのことが何よりも大切です。
 
スタッフが納得すれば仕組みを一緒に作っていくだけ。
 
すると、私に見えた改善点はおのずと改善されていくのです。
 
 
 
私はスタッフの心が上向きにならなければ細かい改善点の指摘は逆効果だと考えています。
 
 
 
 
院長の理想が不明確で具体的にスタッフに伝えられていない医院は多い。
 
院長の心の中に「〇〇するべき」という価値観だけがあり、スタッフがその価値観と違う行動をすれば「普通、〇〇するべきだろう」と考えてしまう。
 
 
院長の理想だけで医院(組織)を作ると医院が大きくなるにしたがって院長の苦労が増えるのですが、スタッフの成長度がまだ低い場合には院長のティーチングでスタッフを育てますので、院長の「理想」が具体的に示されていなければスタッフは努力しようがないということになるのです。
 
 
 
 
先生自身は理想通りのオペレーションを実践できていますか?
 
ロープレの講師としてスタッフに具体的な動き方を説明できますか?
 
 
 
スタッフには理想を求めるけれど自分は特別(例外)だと考えていませんか?
 
ドクターが自分で決めたルールを破るという話はよく聞きますよ(笑)
 
 
そうだとしたら、スタッフは手本である院長のやり方を「守・破・離」に従って真似ているだけであり、ある意味正しいことを行っているのです。
 
 
 
 
歯科医療従事者として人としての模範であるべき院長の姿勢と行動によって組織の質が決定する。
 
 
だから枝葉にばかり気を取られずに、樹の幹を太くすることを心掛けてくださいね。
 
 
 
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