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おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
先生の船が志を一つにする乗組員とお客を乗せ、港を出て10年、
途中、様々な港に寄りながら目的地を目指してきました。
10年も船長をすれば風格もでて、乗組員も大きく成長し、途中の港で下船してしまうお客も減って運営は順調に見えました。
しかし、船長は何か物足りなく感じていたのです。
ただ何が原因なのかが分からないでいました。
ある日のことです。
船長のもとに乗組員がやってきてこう言いました。
船長、いろいろとご指導いただいた事で私たちも力をつけることが出来ました。
しかし、何か物足りないのです・・・
毎日、同じことを繰り返して成長もできていないし、
「このままで良いのかな・・」って思うようになりました。
前は、仕事を任せてもらったり、出来なかったことが出来るようになったことが嬉しかったんですが・・・
私の仕事はそつなく熟すことが出来るようになったのですが、何かもっとワクワクする難しいことに挑戦したいのです。
もう、私たちが目指す目標の島へは到着できると思うので、また新しい目標を見つけて皆でそれを目指しませんか?
その言葉を聞いて船長は心のモヤモヤが晴れた気がしました。
「そうだ、俺は目的地に近づいたことでチャレンジするというワクワク感とモチベーションを失っていたんだ」
船長をマンネリにさせたものの正体、それは「満足」でした。
乗組員に力がついてきたら新しい目的地(ビジョン)を準備しなくてはならないことを忘れていたのです。
乗組員とお客にワクワクする新たなビジョンを提案できていなかったことに気づいた船長は、1週間かけて新たなビジョンを考えました。
そして、乗組員と乗客に自分がワクワクしたビジョンについて一晩中話したのでした。
人を目的地に運ぶものの正体とは?
誰かに感謝されて嬉しかった時の思い出・・・
一緒に頑張れる仲間の存在・・・
誰かに引き継ぎたい大切なもの・・・
誰かを助けたいと言う熱い気持ち・・・
旅の途中には様々な困難が起こり船長や船員、乗客はくじけそうになります。
「あれだけ頑張ったんだからもうこれくらいで良いのでは・・・」
もう一人の自分が誘惑するのです。
船長が目的地を見失えば、乗組員と乗客はワクワクできない。
また、乗組員や乗客も自分が成長できていると実感できなければ迷いだすのです。
だから船長は新たな目標を設定して自分自身のマンネリを脱し、
海に漕ぎ出した時の希望と不安を思い出してワクワクし、未来を切り拓かなくてはならないのです。
もう船長ひとりの未来ではないのですから。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00