☆歯科医療従事者専用(無料会員登録必要)の経営ブログではより歯科医院経営に役立つ情報を発信しています。ぜひご登録ください。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
土曜日、日曜日と二日連続でこれから起こる経営環境の変化や長期管理型歯科医院の経営面について経営セミナーとドクターの懇親会で話をさせていただく機会がありました。
でも時間が限られるので伝えきれないことも多い。
セミナーでは参加して頂いた院長に「受付を段階的に無くしていくという提案に衝撃を受けた」と言っていただき、これからの歯科医院経営への問題提起はできた模様。
経営環境の変化予測については厚生労働省や国の審議会などでずっと検討が進んでいる政策に日本社会の変化を合せて私が予測したもの。
長期管理型歯科医院は今までの歯科医院の経営モデルとは違い「広告新患に依存しない」経営体質を作っていくことが重要なのですが、まだう蝕率が高い地域もありますので、どの段階で移行を進めていくのかを判断するのは院長としての重要な仕事だと思います。
もともと未来の経営環境の予測はクライアントをビジョン達成に導く為に始めたもの。
・国の審議会などの政策資料
・歯科業界から得る情報
・日本社会の今後の変化予測
・各種統計資料からの分析
そして、開業医団体勤務時代を含めて37年医療政策を見てきた経験から見えてくる経営環境の未来と
・クライアントの開業地の未来予測
・開業地の医療介護の状況
・院長の理念
・組織とスタッフの成長度
・院長がやりたい医療とやりたくない医療
・医院の強みと弱み
・競合歯科医院の分析
を合せて分析し、その歯科医院独自の成功モデルを経営コーチとして考え提案し続けてきたのです。
ハッキリ言って「経営的に成功できるモデル」ならいくらでも提案できる。
でも、院長が将来リタイアする時に、歯科医師として人として過去の自分に満足できないと思われる提案はしたくない。
私はその為に「三方よしビジョン達成サポート」と名乗っている。
地域の人達に愛され、働くスタッフに愛され「歯科医師になって良かった」とリタイアした時に思って頂く為に私は院長の隣りにいるのであり、その為に苦悩する。
だから「これから上手くいく経営のあり方」について聞かれると正直困ってしまう。国の政策や歯科医療ニーズの変化から見て「長期管理」が重要なテーマになることは間違いないのですが、地域ごと院長ごとに「答え」は違うからです。
私が進んで経営セミナーを開催してこなかったのは院長を個々に支えていきたいから。
セミナーの話を聞いてそれを忙しい日常診療のなかで「形」にできる院長は少ないと思うし、経営コーチとして寄り添いながら「院長が治療に専念できる環境を院内に作りだす」のが私のミッションだからです。
でも、歯科医院の経営環境が急激な変化を続けるなか、多くの院長に情報を届ける為にはブログだけでなく経営セミナーを開催することも必要なのかなぁ・・・とも最近思っています。セミナーにご参加いただいた院長が医院に落しこめるようにする為にどんな方法があるのだろうか・・・。
「言いっ放し」は性格的に嫌い。
セミナーにご参加頂いた院長が試行錯誤しながらも院内に落しこめるようにしたい。
その為の方法を考えなくてはいけないな・・・
そう感じた二日間でした。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 18:00