歯科医院経営コーチの森脇康博です。
今年も台風のシーズンがやってきました。
昨年の台風21号で被災した建物は多く、大阪では今でもブルーシートがかかった屋根をみかけます。
こらからの台風シーズンで院長が注意しなければいけない点を書き出してみました。
一番重要なのは「避難のタイミング判断」です。
予約の患者に電話をかけても全員につながるとは限りません。スタッフも安全に帰宅させなくてはいけませんので、リスクマネジメントからみても「避難」に関するマニュアルを作成しておく必要があります。
二番目は「損害保険」です。
歯科医院が加入する損害保険には「火災保険」「歯科医師賠償責任保険」などがあります。
最近は、ほとんどの院長が「風災」「水災」もカバーされる火災保険に加入されているでしょう。他にも、
・保険金額は適正か?
・再調達価額(新価)で加入しているか?
・医院の管理不備によって罹災した場合の大家さんへの賠償
・看板は補償の対象になっているか?
・自転車置き場・車庫は補償の対象になっているか?
など、確認しておく点は沢山あります。
院長は火災保険の更新時に「前年と同じでいいよ」と言って保険代理店の説明を嫌がる傾向があります。
しかし、特にテナント開業の場合は、早い目に代理店の人に来ていただいて説明を受けておいた方が良いと思います。
例えば以下のケースはどうなるでしょうか?
①台風により医院の窓ガラスが割れ、雨が入ったことにより下の階の店舗に水濡れ被害が生じた場合の賠償責任
②台風時、ガラスや建物に破損がないのに、医院の設備・什器が水濡れによって故障していた。
③台風時、慌てて帰宅した為、窓を閉め忘れて大量の雨が入った場合の水濡れ被害。
他にも色んなケースが考えられます。
説明を受ける手間を惜しむことで後悔したというケースは沢山あります。
補償されないとなってから、「そんな説明は受けていない」と言っても遅いのです。
ここでは回答しませんので、保険代理店の担当にきっちり説明を受けてくださいね。
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Posted at 05:00