歯科医院経営コーチの森脇康博です。
スタッフを成長させる為に院長が身につけるべきスキル。
それは中堅スタッフへの「質問力」です。
院長はよく、「〇〇さんは〇〇が出来ていないので、もっと練習しないと・・」というような指導をします。
でも、「〇〇さんの衛生士としてのスキルを向上させるには何をプラスすれば良いと思う?」と言った考えさせる質問をする院長が少ないのです。
中堅スタッフになると一通りのことは出来る様になります。医院によっては自分より上のスキルを持つロールモデルがいない場合もあり、成長が止まることが多いのです。
新人スタッフに教えてはいるが自分自身に自信がない。
スタッフは漠然と「このままではいけない」と思いながらも、日常に流される毎日をおくってしまう・・・。そして、悩んだ結果、遣り甲斐を求めて転職することもあります。
院長のスタッフマネジメントにおける大切な仕事。それは一通りのことが出来るようになった中堅スタッフが目指すべき目標を一緒に考え、そして成長の土俵を用意してあげることです。
その為に、院長は質問力を磨かないといけないのです。
院長がスタッフに投げかけるべき質問、それは
①現在のあなたの課題は何ですか?(課題の明確化)
②その課題を解決する為に何をしていますか?(計画と行動)
③チームメンバーはあなたを十分にサポートできていますか?(サポート)
などですが、その前に院長自身が「そのスタッフに期待する3年後の成長イメージ」を明確にし、スタッフに伝える必要があるのです。
中堅スタッフが更に成長しなければ、組織の成長は止まってしまいます。
まずは院長が具体的な成長イメージを描くところから始まります。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 09:00