歯科医院経営コーチの森脇康博です。
医院によって、治療現場をコントロールする人は違います。
①院長
②スタッフ
③誰もいない
に分かれると思いますが、院長が治療もチームのコントロールもする事をいつまでも続けていると、スタッフの成長を阻害しますので注意が必要です。
指示(答え)は院長から与えられますので、スタッフは考える必要がなくなるからです。
治療の現場をコントロールするには
①観察力
②洞察力
③治療の知識
④ドクター毎のアプローチ法の理解
が必要です。
まず、何番ユニットがどういう治療をしていて、あと何分位で終わるかを把握する必要があります。
そして、ベテランドクター、若いドクターそれぞれにどう動いてもらうかを頭でシミュレーションして、他の診療スタッフに準備をしてもらうのです。
どのタイミングで患者を導入して、どのタイミングでX線撮影をしておけば診療がスムーズにまわるのか?
他の診療スタッフは何が見えていて何が見えていないのか?
そのスタッフが先を読んで動ける様になるにはどういった要素を身につけてもらう必要があるのか?
一つづつ潰していくことで、チームワークが良くなるのです。
人間は実際にやって、悩み、考え、成長していきます。
出来る人がその役割を果たすのが効率的ではあるのですが、今は出来ない人が出来る様になっていかないと、権限を下に送っていけず、院長やチーフが一番忙しい状況からは抜け出せないのです。
Posted at 17:00