技術研修に行く、人としての在り方を学ぶ、経営セミナーに行く。とても大切ですね。
しかし、せっかく得た知識や技術を院内に落とし込み、患者に提供できているでしょうか?
そしてそれによってスタッフは刺激を受け、行動が変わったでしょうか?
カウンセリングやTBIで、患者が受け取る医院の印象はプラスに変わったでしょうか?
衛生士は学んだことを歯周治療で取り入れているでしょうか?
実は大切なのは、セミナーで受けた刺激や知識をどう行動に変えるのかという事であり、多くの人は行動に変える事が苦手なのです。
「刺激」は外発的動機ですね。外発的動機の効果は一瞬なので、スタッフがセミナーを受けても、それだけでスタッフの行動変容を期待するのは無理があります。
だから早急にこれを「計画→行動」に変える必要があるのです。
多くの歯科医院では、スタッフに研修やセミナーに参加してもらっても、院内で行動に変えてもらう為の仕組みが欠如しています。
または、セミナーでスタッフがせっかくやる気になっても、院長が積極的に落しこもうとしない事もあるのです。
すると、スタッフのやる気はドンドン低下し、「この医院では無理」となってしまうのです。
院長もスタッフも
「セミナーを聴いて目から鱗だった」
「いや〜、良いセミナーを受けてやる気になった」
と言ってるだけではダメです。
行動的な院長は、セミナーを受講しながらも、自分医院に落とし込むもの、落とし込まないものの仕分けをして、具体的にいつからどうやって落とし込むかを考えているのです。
そして医院に戻ればすぐに行動を始めます。
先生はいかがでしょうか?