歯科医院経営コーチの森脇康博です。
世の中に溢れる様々な統計データ。
現在、厚生労働省の不正が問題になっていますのですべてを信頼は出来ませんが、見る目を養っていけばとても役に立ちます。
歯科医院の院長も情報やデータを集め、
・歯科医療需要がどう変化していくか
・診療報酬体系がどう変えられていくか
・スタッフの雇用環境がどうなっていくか
・地域環境、経済がどう変化していくか
・院内の経営データを分析し、収益性を確保出来ているか
などを分析、未来を予測する必要があるのです。
私は、基本的に統計データには誘導性があると思っています。データーの取り方によって見え方は違いますし、人は自分に都合の良いデータだけを使って説明し、自分を有利にしがちだからです。
だから、私は穿った目で視ながらもクロス集計などを使って数字の奥にある真意を見抜こうとしています。
厳密に予測する必要はありません。
これからの政策や経済対策、治療技術の進歩などによって未来は変わりうるからです。
ただ、船の主である院長は、船員やお客を乗せた船が座礁しない様に、様々な情報を集めて分析する力を身につける必要があります。
スタッフ採用環境の変化についても、早めに予測して対策をしている院長がおられました。歯科医療需要の変化についても未来に向けて動いておられる院長がおられます。
ある程度までは分析することで予測できるのです。
様々な情報やデータを集めて将来を予測することで、霧のなかでも進んでいくべき方向を間違えなくてすむのです。
情報の集め方、データの分析方法について、強化されることをお勧め致します。
テーマ:経営環境の変化
Posted at 06:00