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患者目線での歯科医院の改善 その6 患者のリスク説明  [2018年12月21日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「患者目線での歯科医院の改善 その6 患者のリスク説明」です。
 
 
 
 
 
ドクターだけでなく、経験のあるスタッフなら5年後、10年後、患者の口腔内がどうなっていくかは分かると思います。
 
 
 
・歯周治療を放置する危険性
・口臭
・プラークリテンションファクター
・嚥下機能の低下
・将来の口腔崩壊の可能性
・セルフケアの問題点
・他の歯科医院でやったインレーにステップがある
・欠損歯の放置によって起こる問題
・主訴以外の補綴物での二次う蝕の可能性
 
 
リスクに気づいていながらドクターが患者に情報を伝えられていないケースはないでしょうか?
 
 
 
伝えられていない理由は
①患者が主訴のみの治療を希望するから
②説明をする時間が取れないから
③いろいろ言うと患者が嫌がると思うから
④マンパワーが不足しているから
⑤勤務ドクターの診断力(自信がない)
 
でしょうか。
 
 
 
でも、治療を終えた患者は「先生にちゃんと治療してもらったからもう大丈夫」だと思っているのです。
 
 
 
”ダツリなどで患者が一時的に他の歯科医院を受診して、前の歯科医院では教えてくれなかった問題を指摘された”
 
という事も普通に起こっています(指摘が正しいかは別にして)
 
 
 
 
 
ドクターにすれば「経過観察」という判断だったのかもしれません。
 
患者が「痛い所だけ治してくれたらいい」と言ったのかもしれません。
 
もしかしたら、ちゃんと説明したのに患者が忘れてしまったのかもしれません。
 
 
 
しかし、患者は自分の落度には目を向けないのです。
 
 
 
だから、患者にとってのリスクを伝えていないと場合によっては不信感につながるのです。
 
 
最終的に治療するかを判断するのは患者だとしても、主訴以外のリスクと治療の必要性もていねいに伝える(伝え方を工夫する)。
 
 
 
その為に、忙しくても治療計画を立てて、患者にていねいに伝えることを重視するべきだと勤務ドクターや衛生士にも伝えていく。
 
 
真摯にリスクを伝えることにより患者の満足度が向上する。
 
 
 
そう感じています。
 
 
 
 
 
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