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◆歯科医院経営ブログ

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院長の理念は経営の数字の裏づけがありますか?  [2018年11月10日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「院長の理念と数字の裏づけ」です。
 
院長の理念が大きなものであっても小さなものであっても、優劣はない。
自分の理想を理念として掲げ、ビジョンを実現しようとする院長を応援したいと私は考えています。
 
 
理念と経営のバランスを取るのって難しくないですか?
 
 
特に若い時は理念に傾いたり経営に傾いたりしますよね。
「経営のことを考えると歯科医療従事者としての軸がブレる」と思ったり、開業前に大きな歯科医院を見学して、「よし、俺もああいう大きな歯科医院を創ってやるぞ」と決めて経営にまい進したりします。
 
 
”自費治療”に対する捉え方も院長により様々ですね。
 
 
でも、それは院長の心の中で起こる葛藤であって、実際に理念に基づくビジョンを達成する方法では「医療」と「経営」は一対のものになっているのです。
 
 
 
少しご紹介しましょう。
 
例えば「ホスピタリティ豊かな歯科医院にする」というビジョンを掲げた場合、一般的には「接客接遇」について学んだり話し合ったりする事が多いのではないでしょうか?
 
でも、「ホスピタリティ豊かな歯科医院」を”三方よし流ビジョン達成法”で考えると
 
1年後目標
①メンテナンス移行率○%⇒○%にアップ
②治療中断率を半分にする
結果、治療部門売上○○円⇒○○円、メンテ部門売上○○円⇒○○円
 
<対策>
初診カウンセリングとセカンドコンサルを見直す
 
となります。
 
 
 
”経営に傾いている”と思われましたか?
 
 
 
いえいえ、そんな事はありません。
それは、メンテンス移行率の向上や治療中断率の半減が何によってもたらされたのかを考えればわかることです。
 
 
「患者感情にもっと寄り添う」
とても大切なことです。
 
でも、それって患者に伝わっていますか?伝わったことはどうして証明できるのでしょうか?
 
 
 
院長が受ける感覚で「目標の達成」を確認していませんか?
例えば接客接遇セミナーをスタッフ全員と受けてスタッフの心が育つのは大切ですが、それで満足してはいけないのです。
 
それによってスタッフの「行動」が変わり、患者がそれに満足し、治療を中断しようとする患者が減った。とならなければ、PDCAサイクルは回りません。
 
 
真に院内のホスピタリティが向上したのであれば、それは経営の数字に表れるのです。
 
院長の理念や想いをスタッフや患者に届けるだけでは駄目です。そのことにより「患者が治療を放棄する可能性」が減り、メンテナンスに移行継続して8020を達成して頂くには、具体的な数字として目指さなければならないのです。
 
多くの歯科医院では「理念・ビジョン」と「数字」が一対になっていません。
 
経営の為に、スタッフに「キャンセル率の低下」「自費率のアップ」を指示することも理念と紐づいていないので同様です。
 
「数字だけでもダメ」「理念だけでもダメ」
理念と経営が一対となる”ビジョン達成法”を院内に構築しなければなりません。
 
 
 
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