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院長のビジョンの達成の投資価格はいくらか?  [2018年11月12日]
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今回は「院長のビジョン達成とその投資価格」です。
 
院長によって「志」は色々ですね。色々な志があって良いと思いますし、その志をビジョンとして描いて、ぜひ、達成していただきたいと思います。
 
 
 
さて、院長が三年後のビジョンを明確にした時に考えなければならないことがあります。
 
 
それは「ビジョン達成の投資価格」です。
 
院長のビジョン達成にはお金がかかります。
「固定費の使い方」が経営ですので、経営資源としての固定費をどう使うのか、資金をどうやって準備するのか、を考える必要があるのです。
 
 
 
そしてもし、院長が立てた第一期の戦略が
①人を採用する
②設備を導入する
であれば、「価値の磨き方」と「価値の伝え方」を具体化し、売上に結びつけなればなりません。
 
何故なら、そこで獲得するお金は次の第二期のステップを進める為に必要であるからです。
 
お金を投資する場合は増やして戻す。当たり前と思われることが出来ていない場合が多いと感じています。
 
 
 
 
 
ビジョンの実行計画と予算がないと無駄遣いする
 
院長が考えた三年後のビジョンの実現方法と予算が明確でないとある問題が発生します。
 
それは、「無駄遣い」です。
第一期で稼ぎ出すお金が第二期の達成にどうしても必要だという認識があれば、お金は大切に使われます。
 
第三期にはより多くの資金が必要であれば、その準備も必要なのです。
 
しかし、お金に「第二期用資金」「第三期用資金」と名前をつけて管理していないと、無駄遣いしてしまうのです。
 
また、院長のビジョン達成への本気度が低くても無駄遣いします。
 
 
 
 
私は開業団体に勤務していた時代に「売上はあるのにお金が残らない」という院長とたくさんお逢いしてきましたが、ほぼ100%、お金に名前をつけない事による無駄遣いでした。
 
また、「治療品質の向上」「スタッフの満足度向上」など理想の実現の為に、経営の体力に見合わない投資をしている場合もありました。
 
 
 
これは心理学の実験でも確認されています。
 
 
 
院長が設定した最終ビジョンが大きければ大きいほど、ビジョン達成への投資価格を計算し、お金の準備が必要なのです。
 
 
何回も書いていますが「利益」と「キャッシュ」は違います。
だから、損益計算書の「利益」だけで次期投資を考えてはいけないことは言うまでもありません。
 
 
 
さあ、次期計画に必要なキャッシュはいくらで、キャッシュを確保する為にどんな方法(もちろん本業)で貯めていきましょうか?
 
 
 
一度、お考えください。
 
 
 
 
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