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歯科医院の院長は生成AIを歯科医院経営にどう落とし込んでいくのか? ~活用できる院長と出来ない院長で開く経営格差とは  [2026年03月26日]
おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
私は大阪の開業医団体で30年勤務し、院長の近くで経営と医院づくりを応援したいと独立して13年が経ちます。
このブログでは歯科医院経営とマネジメントに役立つ情報を発信します。
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1984124日、Appleは「Macintosh(マッキントッシュ)」を発売しました。

それまでのパソコンはMS-DOSに代表されるコマンド入力が基本でした。画面に英数字のコマンドを打ち込まなければ何も動かない世界です。

私が初めてパソコンに触れたのもそういう時代で、新しいもの好きの上司がMacintoshを導入したとき、マウスを動かすだけで直感的に操作できることに純粋に驚きました。

GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)という概念が、パソコンを「専門家のもの」から「誰もが使えるもの」へと変えた瞬間でした。

あれから40年。今、同じことが生成AIの世界で起ころうとしています。

 

AIとの距離が、急速に縮まっている

生成AIが登場した当初、私たちの多くは「チャットボット」として使い始めました。

質問を入力すれば答えが返ってくる。便利だが、あくまでも「調べ物の延長」でした。

しかし2025年後半から2026年にかけて、生成AIの役割は大きく変わりました。

AnthropicClaude CoworkMicrosoftCopilot Coworkに代表されるAIエージェントが登場し、パソコン上のファイル操作・ブラウザ操作・スケジュール管理といったローカルな作業を、AIが自律的に実行できるようになったのです。

以前は、AIと私たちの間には「使いこなすための知識」という壁がありました。

イノベーター(新しいものをいち早く試す層)だけが積極的に活用し、一般ユーザーにはまだ遠い存在でした。

しかし今、AIは自らキャズム(普及の壁)を越え、一般ユーザーの日常の中に入り込もうとしています。

背景には大手IT企業の戦略的な動きがあります

MicrosoftAnthropic300億ドル規模の提携を締結し、Microsoft 365Claudeを組み込みました。

Appleも独自AI開発の遅れを補うべく、GoogleGeminiSiriの基盤として採用する方向で提携を進めています。

パソコンを日常的に使う一般ユーザーと生成AIとの距離は、今まさに急速に縮まっています。

 

AIの進化は「今日できなかったことが明日できる」スピードで動いている

生成AIの進化速度は、過去のどのテクノロジーとも違います。3カ月前に「まだできない」と言われていたことが、今日には当たり前にできるようになっている。

そのスピードは今後も衰えないどころか、加速すると多くの専門家が指摘しています。

2026年初頭、AnthropicClaude Coworkをリリースした際、MicrosoftをはじめとするSaaS企業の株価が合計約4兆円以上下落しました。

これは市場が「AIエージェントによる業務自動化が本格化する」と判断したからです。

コンピュータが「コマンド入力」から「GUI操作」に変わったとき、ワープロ専用機が消えていったように、AIによる業務自動化は私たちの働き方の前提を静かに、しかし確実に変えていきます。

 

歯科医院は生成AIをどのように活用していくべきか

では、歯科医院の院長として、生成AIとどう向き合えばよいのでしょうか。

現状を整理すると、スタッフの中では若い世代を中心にChatGPTなどの生成AIをチャットボットとして使い始めているケースが増えています。

一方、アーリーアダプター(新技術をいち早く取り入れる層)の院長の中には、Claude Codeのようなコーディングエージェントを使って業務の仕組みを自ら構築している方も現れています。

ただし現時点では、スタッフがAIエージェントを使いこなして業務を自動化するには、まだ一定の知識が必要です。

Macintoshも発売当初は「パソコンとは何か」を理解していないと使いこなせなかった。今の生成AIも同じ段階にあります。

「感覚的に操作できる」フェーズ、つまりかつてのGUIのような革命が、AIの世界でもすぐそこまで来ているのです。

先生の医院では今、生成AIの活用はどのステージにありますか? チャットボットの回答を得るだけで終わっていますか?

院長として今できることは、まず自分自身が生成AIに触れる時間を少しずつ増やしていくことです。

スタッフへの展開は少し先になるかもしれません

しかし院長が自ら「AIを使った経営判断の支援」「議事録・報告書の自動化」「情報収集の効率化」「スライド作成」といった体験を積んでいくことで、医院全体のAI活用のペースが決まってきます。

 

まとめ

1984年のMacintoshが「コンピュータは専門家のもの」という常識を覆したように、生成AIは今「AIは詳しい人のもの」という壁を壊しつつあります。

この変化は止められません。

私の仕事もすでにAIエージェントなしでは考えられません。

医療政策や診療報酬改定の分析も、信頼できる膨大なデータベースをAIの専用BOXに蓄積できる様になった事により、私の知識と経験値とのすり合わせができ、予測精度が増したと感じるからです。

すでに、医療政策の情報は自動的に収集・要約されて定期的に私のAppleウオッチに通知が届くようになっています。

先生に問いかけたいのは、「どこまで活用するか」ではなく「いつから始めるか」です。

生成AIが私たちの日常に入ってくることが確定的である以上、活用できなければ5年後には生成AIネイティブ世代の需要を掴めなくなる。

そう感じるのです。

 

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