おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院でアポを埋めていくには認知対策が不可欠です。
患者が望んでいる治療を実現してくれる歯科医院があったとしても存在を知られていなければ来院してはくれないからです。
私は主に3つの認知対策があると考えています。
⑴ホームページや看板などの広告
⑵リアルな繋がりによる認知
⑶来院患者への認知と口コミ
です。
今日はホームページや看板などの広告について考えてみましょう。
一つ目のホームページや看板は多くの院長が実施されているでしょうが、その効果が問われます。
例えば、「地域名+歯医者」などのキーワードで検索した場合に1ページ入っていないとクリックされる確率が下ります。
ホームページのSEO対策を任せている事業者が有能であればキーワードを追加したり情報量を追加するなどによってホームページを公開してからジワジワと上位に上がっていきます。
しかし、中には「〇〇市 〇〇歯科」と指名検索をしても出てこないホームページもあり注意が必要なのです。
ホームページ事業者を選ぶ時には隣の市にある歯科医院の作成実績を教えてもらい、実際に隣の市に行って、
「〇〇駅 歯医者」
「〇〇市 インプラント」
「商業施設名 歯医者」
など患者がするであろうキーワード検索で上位に入っているかをご確認ください。
その時にはGoogleマップでも検索して何位に入っているのかも確認してくださいね。
看板は「車」「自転車」「歩行者」「駅利用者」など認知対策をするターゲット患者によって作り方が違います。
作成される時にはどんな行動をするどんな特性の人が何時ごろにここを通り、目線がどう移動することによって看板を見てくれるのかまでをイメージして設置場所と内容を決めて下さい。
ホームページなどが短い期間で認知されるにはリスティング広告を使うことも有効ですが、広告を打つエリアや広告文書・キーワード、課金金額が適正でなければ予算が消費されてもコンバージョン数が増えません。
リスティング広告代行事業者の中にはお金をもらっているのに最初に設定したキーワードのままで検索数が増える為の試行錯誤をしない所もありますので広告費はかけ方が重要なのです。
ちなみに広告を出して反応がでる診療圏は新円ではなく地域によって形が違いますので、依頼するならそういった事も調査して対策できる事業者がお勧めです。
マーケティングに興味をお持ちであればご自分で広告エリアとキーワード・広告文書、課金金額設定をおこなうのも良いかもしれません。
自費治療などのビックキーワードの場合には上位に表示される為の単価が高くなりますので、敢えてビックキーワードに課金しないという考え方もあります。
ターゲットや地域によっては地域誌などの広告を見て患者が来院することもありますので、どんな患者層がどんなツールで情報を得ているのかも観察してみてください。
SNSの活用は有効ですが、投稿内容と発信頻度が問われます。
活用するのであれば最低でも毎日投稿しなければフォロワーは増えません。
歯科医院では院内にSNS発信を得意にしている人がいないことも多いですので、中途半端な活用になるなら止めた方が良いと思います。
ちなみに発信するのは有益な情報であり宣伝ではありません。
ご自分が患者ならどんな情報を知りたいのかをお考えくださいね。
広告による認知対策は他にも色々ありますが、中規模までの歯科医院は月に数百万円の広告費をかけられる歯科医院と争わない戦略が必要です。
また、広告費を使わないやり方もありますがその戦略を使える院長はマーケティングの達人でしょうから、やはり認知対策には売上の一定割合を使うという考え方が現実的だと思うのです。
頑張ってくださいね。
テーマ:マーケティング、ブランディング
Posted at 05:00