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◆歯科医院経営ブログ

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令和時代の歯科医院に降りかかる5つの経営リスクとは?  [2024年06月06日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の経営環境を分析する為に色々なデータを集める日々をおくっていると、ネットのレコメンド機能が働き同様の記事を表示してくれる様になります。
 
今日はそんな中から歯科医院経営における5つのリスクについて考えてみたいと思います。
 
 
その1 人材不足
労働集約型である歯科医院において診療に必要な人材を確保できないことは経営面でも「予約枠を閉じる」などの影響があります。「応募がない」と言いながら実際に行っている採用対策は医院によって大きな差があり、応募がない歯科医院は対策のやり方に問題があるのです。
ここ数年で医院の採用戦略の違いによる成果には大きな格差が生まれてきており、人が集まり易い医院に更に人が集まるというブラックホール化は今後も続くのです。
 
 
 
その2 収益性、収益構造
ここ2回の歯科診療報酬改定では既存の点数を下げて新たな分野に配点する傾向が強化されました。そして政治力が強い医科においてさえ特定疾患の対象が変わるなど衝撃的な改定となりました。この傾向は今後の改定でも続くと私は見ています。となると新たな分野の治療において増点することが出来なければ算定できる診療報酬が減っていくのです。
自費治療においても一部の治療コンテンツはコモディティ化が進み収益性が悪化しており、元々コストが高い分野において収益性をどうやって確保するのかが問われているのです。
 
 
 
その3 経営コスト
大都市部だけでなく地方都市における人件費もジワジワと上昇しています。人が採用できなければ仕事にならないと経営の体力が弱いのに無理して好条件で募集する医院も出てきており、相場が上がる傾向が強まっているのです。
となると既存のスタッフの人件費も上げていく必要がある。
人件費だけでなく光熱費や消耗品、医療機器の価格、変動費も上昇してきており、抜本的な経営改善対策によって収益を増やすことが出来なければ経常利益は減少を続けるのです。
 
 
今日はここまでです。
明日に続きを書きますね。
 
 
上記の3つもジワジワと進行しており、現状維持バイアスによって対策が後回しになりがちです。
本来は経営が低迷を始める初期の段階で対策すれば効果が高いのですが、後回しにすれば新規に開業する以上の労力が必要なのです。
 
 
長年、ブログを書き続けて経営リスクを指摘しても改革を実行されるのは1~2%しかいない事は分かっています。
それでも地域医療がピンチに陥っている時代において経営改善を進める院長が少しでも増えれば、、と思うのです。
 
 
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