おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
新しい診療報酬体系での算定が土曜日からスタートしました。
その感想はFacebookでも出てきていますが、点数が細かく分かれてややこしい。
では院長が6月中にやっておくべきことについて考えてみます。
まず、5月までに決めた算定方針に基づいて勤務歯科医師や歯科衛生士が算定できているのかの確認です。
管理計画やカルテへの記載が必要なものもありますし、算定間隔も取得している施設基準によって違ったりしますので、事前の確認通りに算定できているのかを早い段階でチェックしておいて頂きたいのです。
次にご確認頂きたいのは増点しているのかです。
「基本診察料」「医学管理料」「処置」・・・・・それぞれのカテゴリーにおいて事前に決めた算定方針において増点になっていることが必要です(ベースアップ評価料分を除く)。
医院の経営コストは増加していますので増点してもコスト増分は吸収できませんが、出来るだけ赤字を抑えるには計画通りに算定できているのかをチェックして途中からでも算定できる項目を増やすことが必要なのです。
そして、最後にご確認頂きたいのは必要な施設基準の届けでは漏れなく出来ているか?の確認です。
「か強診」取得医院で経過措置がある項目(口管強基準)はありますが、技工士連携やスキャナーなど新たに届け出が必要な施設基準もある。それらがちゃんと出来ているのかの確認が必要です。
そうそう、経過措置で「口管強基準」で算定できている場合でも来年には届け出直しですので計画を立てて基準をクリアしていってくださいね。
人間はやるべきことを後回しにする傾向がありますが、期限が近づくと研修などは満員で受けれない場合も増えますので早めに受けて頂きたいと思います。
2年後の診療報酬改定は更に複雑で厳しい内容になることが予想されますので、攻めの姿勢で取り組んでいただければと思います。
頑張ってくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00