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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長はスタッフにプロ意識を持たせることが出来るのか?  [2024年06月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院がプライマリケアと歯科医院経営において成果を出し続けるには、
 
・院長だけでなくチームメンバー全員が大切だと考える行動を
・ルールで縛られなくても忙しくてもチームメンバー一人一人が実行し続け
・マニュアルや育成カリキュラムや理念に書かれていなくても先輩社員が新入社員に教え
・先輩社員が高いレベルで実行していることに新入社員が凄いと感じ憧れる
 
そんな組織の柱になる価値観や行動規準がチームメンバーの手によってどれだけ生まれてきたのかが大切です。
 
 
 
一方、細かいルールでチームメンバーの行動を縛り、ルールが守られないと腹を立てて更にルールを追加するのは逆効果。
段々とルールが複雑になって院長でさえも「新しいルール」と「無くなったルール」を覚えていないのです。
 
 
人は自らの意志で社会的規範を守ることができますし、自分が理想とする行動が出来ていることにアイデンティティを感じます。
そして、それが医療として正しいことを実行する為にチームとして譲れない品質であり、それをチームメンバーひとり一人が守ろうとしていることに誇りを感じる様になるのです。
 
ルールを厳しくし追加するというのは「在り方教育」がちゃんと出来ていない証拠。
どうあるべきかを日常の言動で示すのは院長なのです。
 
 
 
 
歯科医院では掲げた理想の旗が簡単に降ろされるということが起こっている。
例えば、患者が納得する治療説明を掲げて取組んでいたのに生産性が低いという指摘によって簡略化したり、昔はミーティングや勉強会を頻繁に実行していたのに経営が安定してくると頻度が少なくなったりする。
 
すると、スタッフは「今まで院長が言っていたことは重要なことではなかったんだ」と感じ、その価値観を大切にしていたスタッフのやる気が失われたりするのです。
 
 
 
 
確かにスタッフが退職したりライフイベントによって休職するとマンパワーが足りなくなります。
また、経営的に苦戦し出すと生産性を上げる為に今までやってきたことを止めようかと迷うことがあると思うのです。
 
 
しかし、そこで妥協せずに大切にしてきた行動を継続することが出来たのか?
それが問われるのです。
 
 
 
 
ピンチの時も大切な事を諦めずにみんなの力で乗り切れたか?
院長が一方的に決めるのではなくチームメンバーで話し合って方向性を出せたか。
 
医院の価値は院長だけでなくチームメンバー皆で築いてきたということを忘れてはなりません。
 
 
 
ケア意識が高いスタッフは患者を健康に導く為に正しいことをしたい。
しかしそこに経営面の課題が頻繁に立ちふさがります。
 
それでもチームメンバーで協力しながら大切にしている価値観を守り通そうとする。
そして乗り越えてきた壁の高さと数の分だけプロ意識を持つスタッフが育つのです。
 
 
さて、先生が最初に掲げられた価値観は今も守られ輝かせることが出来ていますか?
 
 
 
 
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