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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長はスタッフのミスにどう対応するのか?  [2024年05月24日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院に限らず仕事ではミスが発生します。
ミスとは間違えたり誤ったりすることですがミスの種類にはいくつかあります。
 
それは、
 
・スキル(経験・教育)不足
・認知と行動のズレ
 
 
・近道行動
・手抜き
・違反行動
 
です。
 
問題があるミスは後者なのですが、では日常診療で院長はこの二つを見分けて対処できているでしょうか?
 
今日は、歯科医院で起こりがちなスキル不足によるミスについて書きます。
 
 
 
歯科医院では教育制度が整備されていなかったりマンパワー不足によってスキルが不足しているスタッフに治療アシストをお願いすることがあります。
その時にドクターが「このスタッフはどこまで教えてもらって何が出来て、何がまだ出来ないのか?」を把握できていないことが多い。
するとドクターは治療のアシストにストレスを感じて我慢できなければ叱ってしまうのです。
 
 
これは指導担当のスタッフがドクターにスタッフの現在地(何が出来て何が出来ないのか)を伝えて協力をお願いしていないことが原因です。
ドクターはアシストができると思っていますので理想通りに出来ないことにイライラしてしまうのです(ドクターによりますが)。
 
 
 
もちろん、治療において素早く処置しなければいけない事もありますのでアシストを交代してもらう事もあるでしょう。
しかし、その後の対応が重要なのです。
 
 
診療の終了後に指導担当スタッフが
 
・スタッフのメンタルのフォロー
・ドクターへのお詫びと説明
・スタッフへのアシスト方法の丁寧な指導
 
を行なってスタッフが次回の機会に前向きな状態で終えることが大切なのです。
 
 
 
スタッフが「出来ていない」「理解できていない」と感じる局面が増えてくると表情が強張りながら動くようになります。
するとそのスタッフが持っている良さが発揮出来ませんし、緊張から出来ていたことにも悪影響を及ぼすようになるのです。
 
すると最悪の場合にはスタッフが退職することに繋がります。
 
 
 
これはそのスタッフに問題があるのではなく教え方や現場デビューの仕方に問題がある。
マンパワーが足りていないということは経験不足のスタッフの責任ではありません。
「出来なくても大丈夫」と励ましてもスタッフは「私は出来ていない」と焦ることが多いですのでやはり「どうやってできる様に導くのか?」を仕組化して成果を出せるようにするしかないのです。
 
ちなみに教育は「マニュアル・育成カリキュラム」でできる事と「OJTやフィードバック」を使って現場力を鍛えるものがあります。
 
 
 
スタッフを退職させずに中堅スタッフまで育て上げられるか?
長期雇用を実現出来るか?
 
が、人材確保が困難になる時代において益々重要性を増していると感じるのです。
 
 
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