おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院だけでなく多くの医療機関では売上などの入ってくるお金は気にしているのですが出ていくお金は管理できていないと感じます。
例えば、Aという商品で10万円の売上があっても直接経費と間接経費を合わせてどれ位の利益が生み出せるのか?が分からないと経営に貢献できている商品(A,Bランク)なのかが分かりません。
また、この商品がどれ位の頻度で何個売れ、商品を製造するのにどれ位の時間と人手ががかかり在庫をどれ位置く必要があるのかも収益性がある商品かどうかを判断する為に必要なのです。
つまり10万円という商品であっても収益性が悪いのならその商品を販売するよりも売上金額は低くても、
・販売個数が多く在庫ロスが少ない
・仕入れ価格が低く利益幅が大きい
・値上げしやすい
・製造や販売に人手や時間があまりかからない
・リピート性がある
商品の販売を強化した方が残る利益を増やせるのです。
だから歯科医院も色々な治療コンテンツを取り扱ってはいるがどれもが収益の柱とはなっていない状態が一番良くない。
入ってくるお金以上に出ていくお金が多い治療コンテンツは、磨いて収益の柱に出来ないのならば他の医療機関に紹介した方が経営資源を無駄にしなくて済むのです。
また、何回もブログで書いていますが多くの院長はご自分が医院収益うち設備投資などでどれ位まで使っても良いのかを分かっておられないことが多い。
どういう治療コンテンツの構成にしてどの治療コンテンツをメインとして打ち出せば、
・出るお金が抑えられ
・入るお金を増やせるのか
そしてそれは10万円の商品なのか?それとも1万円の商品なのか?
医院ごとに経営資源や院長の強みが違いますので一概には言えませんが、損益分岐点を超えてからどれだけ売れるのか?が重要ですのでそれぞれの治療コンテンツの収益性についても考えてみてくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00