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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は来院しなくなった患者から何を学ぶのか?  [2024年05月18日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の予約キャンセル率が年々低くなってきていると感じます。
その理由は健康意識が高い患者が増えてきていることと、患者に丁寧に説明する仕組みを作る院長が増えてきていることです。
 
 
以前からブログでも書いていますが、理容院や美容院でも1000円カットのお店とカットで10000円を超えるお店では顧客層が違い顧客がお店に求める品質も違う。
美容院やホテルなどは価格設定でターゲット顧客層を絞り易いのですが保険医療の場合にはどこの医療機関でも同じ価格ですので、患者は質が高そうな医療機関を選ぶ傾向があるのです。
 
 
 
私はクライアントの院長に「どんな健康観を持った患者を大切にしてサポートしていきたいですか?」とお聞きします。
何故なら、どこの歯科医院も患者を受け入れられる予約枠には上限がありとくに平日夜と土曜は予約が取れにくくなっていますので、急患の予約が入ることによってかかりつけ患者の予約が受けられない状態は避けなくてはならないのです。
 
 
もちろん、口腔内に問題があった時だけ来院する急患も予約枠に余裕があれば差別することなく治療や治療説明をしてあげることはすべての院長が実行されているでしょう。
 
そして、来院しなくなった患者にこそ医院を良くしていくヒントが隠れているのです。
 
 
 
長期管理の視点から見れば5年以上通う患者、10年以上通う患者がどれ位いるのかが医療機関としてのレベルを判断する一つの基準になります。
そして、5年後10年後継続来院率の向上に繋げていくには3年後、1年後、歯科衛生士枠3回目、治療完了率・・・とカスケードダウンしながら対策していく必要がある。
 
その始点となるのが「目の前の患者をどうやって離脱させない様にするのか?」なのです。
 
 
 
 
う蝕患者が大量にいた時代と違い、歯周病患者が増え口腔内に問題がある患者が増えているとしても患者の学習レベルはキャズムを超える段階には至っていません。
そして国民所得における中間層の貧困化が進む日本社会においてお金を使う優先順位が歯科医療であるとは限らないのです。
 
団塊の世代が歯科医院に来院しなくなるこれからの10年において、患者が離脱していく歯科医院ではかかりつけ患者数が増えていきません。
 
 
だから、新患の獲得も必要ですが「来院しなくなった患者から学び」、患者が離脱しない長期管理型歯科医院を作らなければ10年後には「新患が来ない・・・」と嘆くことになるのです。
 
 
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