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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院はマニュアル・カリキュラム型育成を進化させる事が出来るか?  [2024年05月10日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
この春、歯科医院にも
 
・勤務ドクター
・新卒の歯科衛生士
・既卒の歯科衛生士
・診療スタッフ(経験:有・無)
・診療補助スタッフ
・受付スタッフ(経験:有・無)
・事務スタッフ
・歯科技工士
・管理栄養士
 
などが入社していると思います。
 
 
規模が大きな歯科医院になるほど「マニュアル」「教育カリキュラム」などが整備され、指導担当のスタッフがついて着実に成長していく仕組みが整備されています。
では3年後、入社したスタッフのうち何人が退職せずに働き「着実に成長してきた」と言えるのでしょうか?
 
 
例えば新卒スタッフに課題を「100」与えた場合に、人によって身につけられるスキルもそれを身につけるのに必要な時間も違います。
成長が遅いと多くの場合には教わる側の能力の問題とされますが、私は教える側の教え方の問題だと感じるのです。
 
 
 
身につけてもらう「知識」「技術」によって適切な教え方が違う。
マニュアルとカリキュラムで身につけられるスキルもあれば身につけにくいスキルもある。
 
そして何よりも「どういう教え方をされると理解しやすいのか?」がスタッフひとり一人で違うのです。
 
 
 
 
世界的な企業であっても人材を採用して戦力になるまでの育て方を試行錯誤している。
とくに日本の学校教育が詰込み型であったことの反省からアクティブラーニングへと切り替わってきている様に、日本の企業も欧米の取組みにならって育成方法を変えようとしてきているのです。
 
 
日本の歯科医院経営では小規模な歯科医院では教育システムが整備されておらず、大きな歯科医院も「マニュアル・カリキュラム型」であることが多い。
「マニュアル」も「カリキュラム」も大切で、求められる標準化レベルをどうクリアしていくのか?で今までは良かったのですが、これからの10年は「マニュアル・カリキュラム型」に止まっていれば経営面で苦戦する気がするのです。
 
 
その理由は、
・DX社会に医療機関も巻き込まれていくこと
・大きな歯科医院は企業化しながらレベルを上げないと生き残れないこと
・他業種の有力企業と人材を奪い合う時代になること
・各分野のスペシャリストがいないと経営的な成果を出せなくなっていくこと
 
結果、歯科医療という狭い世界で地域一番の歯科医院に止まっているだけでは駄目なのです。
 
 
 
ただ、歯科医院の人材マネジメント、教育は「管理型」では上手くいかない。
多くの院長の「企業化」のイメージは管理型だと思いますが、日本企業が反省から見直そうとしている「管理型」では医院の未来は切り拓けないのです。
 
ポイントは個々を引き上げてから権限を与えてフリーにし、能力を解放させることが出来るのか?です。
 
 
 
マニュアルも育成カリキュラムも必要不可欠なものです。
ただ、その標準化レベルのスタッフの集団では歯科医院の未来を切り拓けないのです。
 
さて、先生の医院ではマニュアル・カリキュラムステージを卒業させ、上のステージに引き上げることが出来ていますか?
 
 
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