おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院経営で一般的に行われている節税法は「税金は減るが残るお金も減る」という方法がほとんど。
国も新たな節税スキームが生まれ流行るたびにスキームを潰してきたのです。
法人、院長、院長の家族や親族、別会社のどこが資産などを所有し、収益を得て「どこで税金を支払いどこの利益を増やすのか?」は考えておく必要があると思います。
これらは医院の承継や相続が争族にならない為にも明確にしておくことが必要であり、長期的視点で対策しておくべきことだからです。
「税金を減らす」
「院長の手取りを増やす」
だけにフォーカスしていると経営は上手くいかなくなると感じます。
院長が成果を出した事業による収益から適正な報酬を院長に支払うべきであり、税金にフォーカスするとその適正バランスが崩れる。
個人経営であっても「お金の色分け」は必要であり医院経営に必要なお金を院長が使い込むと経営に必要な投資が行えなくなるのです。
私が41年間医療機関に関わってきた経験から言えるのは「お金の色分けができない院長は結局お金を残せない」という事なのです。
院長の報酬を増やしたいのならば院長が上げる収益を増やすことが原則です。
節税スキームはどんどん潰されていますし、国が進めるDX化が完成すれば企業だけでなく個人のお金の流れもすべて把握されますので、節税にかける情熱を医院の収益増に使った方が残るお金は増えると思うのです。
これから、国の医療政策についていくと決めた院長には多額の投資が必要になります。
一方で診療報酬が上がらない中で経営コストは増大してきており、医院の収益性を高めることは必須となっていおるのです。
さて、先生の医院ではどうやって収益性を高め残るお金を増やしますか?
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00