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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の経営戦略と企業的組織づくりについて  [2024年04月19日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
歯科医院が発展していく過程では、スタッフひとり一人が得意にしていることを見つけ、その能力を発揮できる役割を担ってもらえることが必要です。
ただ、歯科医院の経営規模とスタッフ数によっては様々な日常業務を担ってもらう必要があり専任化するハードルは高いのです。
 
 
ところが、大型歯科医院や超大型歯科医院では環境が違う。
専門部署や専門部隊を構築される院長が増えてきており、そこが機能する様になってくると中小の歯科医院では太刀打ちできなくなると感じるのです。
 
 
 
 
こう書くとそれをモデリングしようとされる院長がおられるのですが、専門部署を機能させるにはそれに見合う経営規模と経営力、スタッフの成長、活用力が必要ですので「部署」「役職」を作れば機能する訳ではないのです。
 
 
医院の経営力を高め、
優秀なだけでなく多様な人材を集め、
スタッフを鍛え上げ、育成を仕組化し、
権限を段階的に委譲し、
医院に必要な組織構造を作り上げる
 
鍛えられたスタッフが増えてリーダーシップを学び発揮できる人材が一定度増えてくると「ヒト」「モノ」「お金」「情報」「時間」「知的財産」を優秀な人財に預けて専門部署と部隊を機能させることが出来るのです。
 
 
 
 
本来は分院を出す場合にも分院の運営を担えるチームをあらかじめ育てていく必要があるのですが、1億円までの経営モデルであれば仕組みで何とかなってきたこともあり企業的組織づくりが出来ていない院長も多い。
しかし、分院を自主運営するには荷が重い分院長とメンバーで作られた歯科医院と、企業組織化され専門部隊がいる超大型歯科医院が出す分院では勝負をする前に結果が見えているのです。
 
 
私は令和時代に分院展開を成功に導ける院長は企業的視点を身につけて企業組織化できる院長に限られると考えています。
もちろん、歯科医療としての質も高く人材育成できる仕組みも構築できるしチームメンバーを「目的」「目標」で動機づけることが出来る。
 
日本の大手企業が悩みながらも取り組んでいる課題に同じ目線で取り組めないと規模の拡大は大きな「リスク要因」になるのです。
 
 
 
 
もちろん、歯科医院の規模によってチームビルディングは変わります。
小規模な歯科医院では合わないし強みを消してしまう企業のマネジメント手法も多いですし、小規模であれば院長の経営力、治療技術と人間力を磨く方が求心力は高められ経営的な結果も出せるのです。
 
 
歯科医院でも中規模位の歯科医院の院長は大型歯科医院や超大型歯科医院の外側だけを真似しがちですが、医院の経営戦略としてどちらに向かうのかを明確にして頂きたいと思います。
中途半端だと経営的成果を出せずに経営コストばかりを消費してしまう。
 
開業されている場所や医院の経営資源によっても経営戦略は違いますので「どう進めるべきか?」についてしっかりと考えてブレない様にしてくださいね。
 
 
 
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