おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
歯科医院の成功と失敗を41年見てきて感じるのは院長のスタンスによって経営の明暗は分かれるということです。
院長がご自分の信念に従って行動しブレないことは大切だと感じるのですが、
明暗が分かれるのは、
①新たな取組みで院長が成功へのノウハウを身につけていない場合
②院長の考えでやってきて経営が停滞し始めたとき、上手くいかないとき
の判断なのです。
この時に、上手くいくり方法を素直な気持ちで知っている人に教わり、自分の考えを入れずに必要な取組みをおこなう院長と、
自分の考えで教わったことを評価し、自分の考えを入れて実行することと実行しないことを決める院長がいるのです。
もちろん前者が上手くいき後者が上手くいかない。
何故ならその仕組みは1~10まで教わった通りにやらないと成果には繋がらないからです。
どうしてこういう事が起こるのでしょうか?
やり方を知らなかったり上手くいっていないのならば上手くいく方法を教わり素直に実行した方が成功確率が高いと思うのですが・・・
実は後者の院長には心理学でいう「サンクコスト効果」が働いているいのです。
自分やスタッフが時間とお金をかけて積み上げてきたことに拘り、上手くいかなくなってもそのやり方に見切りをつけることができなくなるのです。
または、新しいことを取り入れることで今までやってきたことが否定されると感じてしまう。
こういう自分の考えに固執する方は単発の経営相談を申し込まれる院長の中にもおられます。
お話を聴き色々と提案しても「それはやったけれど上手くいかなかった」「時間が無い」「スタッフに反対される」・・・と”明日から実行すること”が決まらないのです。
歯科医院経営が上手くいくには、上記の①②について解決方法を知っている方にアドバイスをもらい、とにかく丸ごとを素直に実行すること。
実行しても最初は上手くいかないこともありますが諦めずに継続していくと活路が開ける瞬間が訪れるのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00