おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
「(株)刀」の森岡毅さんとチームメンバーが出演されているテレビ番組を見ていました。
その中でサポートを受けているハウステンボスのスタッフが「ずっとハウステンボスを一言で言えば何だろうかと考えていた」と言ったのです。
その答えが刀のサポートによってやっと出た。
「憧れの異世界」の実現に向かってハウステンボスは再び加速を始めるのです。
では、先生が院長をされている歯科医院を一言で「〇〇な歯科医院」と表現してみてください。
次にスタッフや地域住民が先生が院長をされている歯科医院を一言で表せばどうなるでしょうか?
病院や救急の現場では「断らない救急」「断らない病院」を実践する医療機関が話題となっていますよね。
「〇〇な歯科医院」とは長年、地域においてプライマリケアを実践されてきたことにより地域住民によって与えられる名誉ある称号です。
医院のチームメンバーと一緒に掲げた理想を実現できるようにブレずに取り組んできた結果として、地域の方々が称号を与えてくださる。
その為にも院長はチームメンバーと実現していく「〇〇な歯科医院」を明確にしなければならないのです。
今日の診療が終わった時に、理念で掲げているミッション、ビジョン、バリューが正しく実行されたかを一度確認してみてください。
例えば「患者を笑顔に」と掲げているなら、「効率」の為に「患者の笑顔」が犠牲になっていなかったのか?
「ドクターは患者より自分のアシストを優先させていないか」「忙しいから患者優先が出来ていなくても仕方がない」となっていないのかを確認して頂きたいのです。
ここを誤魔化している様では「理念(理想実現)の力」は使えないことになります。
「患者を笑顔に」と掲げている院長の頭の中を実際は「効率」「生産性」が占めているなら、権限のないスタッフは効率を優先せざるを得ません。
スタッフは「掲げている理想とやっていることに矛盾がある」と感じてしまいますので「〇〇な歯科医院」も遠のくのです。
忙しい日常の中で理念から行動までの一貫性をどう保つのか?
それは院長の覚悟と率先垂範で決まるのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00