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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の人材採用計画について考えてみました  [2024年03月09日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
”採用が必要になった時に必要な人材を採用する”ということが困難な時代になりました。
 
 
 
<小規模零細歯科医院の場合>
大きな歯科医院と違って小規模零細歯科医院は育成人員を抱えられない為にスタッフの退職が起こると途端に困ってしまう。
規模的にスタッフの長期雇用も困難な面が多いですので人材争奪戦の時代においては採用面では圧倒的に不利だと言えます(地域環境による差は大きいです)。
 
 
 
私は小規模零細歯科医院で生き抜いていくならば最少人数で運営できるオペレーションを構築しておく必要があると感じています。
工夫すれば募集に対しての応募がまだゼロではありませんので(地域差はあります)、採用できた人材が育つまでの期間を乗り切る方法を編み出しておく必要があるのです。
けっして、「採用=即戦力」の考え方をしてはいけないのです(それで多くのスタッフが退職しています)。
 
 
採用環境が改善することはありません。
採用環境によってはフルタイムの採用を諦め、募集する時の勤務形態などを工夫して「フルタイムは無理だけど働きたい」という条件付きの人に訴求する募集文書を工夫して頂きたいのです。大きな歯科医院が採用に動かない層に絞って募集していく方法も今なら使えると思います。
 
 
 
 
 
 
<中規模以上の歯科医院の場合>
一方、中規模以上の歯科医院は攻めの採用戦略をおこなうしかありません。
中期経営計画を達成する為に必要な各部署の人員を計算し、育成期間も考慮して早めに人材獲得に動く必要があるのです。
 
 
というか、ドクターと歯科衛生士については常に全力で採用に動いていることが必要な時代だと思います。
(大きな歯科医院の院長はすでに全力で動いておられますのでここで書くまでもないと思います。中規模の医院は採用的優位に立てませんので戦略が必要だと感じます)
 
募集広告は飽和状態。広告することは必要だけど他にやれることは?を考えることが重要だと思います。
 
 
 
 
一方、積極的に採用に動いたからといってすべての院長が順調に人材を採用できるわけではありません。
実際に正社員が減ってパート勤務が増えることによって夕方の枠を閉める必要が出てきたり稼働させられるユニット数が減った医院の話を聞きます。
規模の拡大には院長の高い経営力が必要なのです。
 
 
その場合には戦略を変えながら規模を縮小していく。大規模モデルでしか優位性が保てず成果を出せない部分を諦めニッチなポジショニングで収益性を高めていく。
けっしてジリ貧になるのを「まだ何とかなる」と放置してはいけないですし、そのままの形で縮小してはいけないのです。
 
 
 
小規模零細歯科医院の戦略でいくのか?それとも規模拡大の為に採用戦略をブラッシュアップしていくのか?
 
先生はどう動かれますか?
 
 
 
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