おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
少しでも油断したら経営的に追い込まれる。
そういう時代になってきたと感じます。
物価上昇や社会保険料の事業主負担にも
人件費の高騰にも
人材不足にも
材料費や技工費の高騰にも
変化していく診療報酬体系にも
経営数値の変化にも
国の医療政策にも
地域の経営環境の変化や少子高齢化にも
場所によっては強い競合歯科医院の開業にも
院内のトラブルやスタッフの突然の退職にも
Googleに書かれたマイナスの口コミにも
勤務ドクターやスタッフの教育にも
スタッフの給料を上げていける収益の確保にも
患者からのクレームにも
対応していく必要がある院長と言う仕事は本当に大変だと感じます。
だからこそ、発生する問題への正しい対応方法を知っているのかが大切なのです。
発生する問題への対応方法には二つあります。
それは「対症療法」と「原因療法」です。
対症療法はご存じの通り発生した問題だけを解決すること、そして原因療法は発生した問題の解決だけでなく問題が起こりにくい環境を整備していくことです。
経営が上手くいかなくなる医院の特徴は発生した問題をモグラ叩きの様に叩いて解決したと思い込んでしまうこと。
しかし、病気と同様に生活習慣や食習慣などを併せて変えないとそのうち重篤な問題が発生して対処できなくなるのです。
歯科医院経営も同様だと感じます。
目先の経営テクニック、算定テクニックや流行の治療ばかりに目がいって「医院自体の魅力を増やしていく」「地域に必要とされる存在になる」「歯科医療としての質を高める」「スタッフが遣り甲斐を持って働ける環境を作る」ことへの取組みが不十分だと経営的にもどこかで行き詰る。
やはり原因療法で考えて地道に改善を続けることが必要だと思うのです。
最終的には「自分のプライベートな時間も使って面倒で大変なことを諦めずに続けることが出来るか?」で未来が決まると感じます。
1万時間の法則も人によって達成までの期間が違う。やはり何かを犠牲にしながら大切なことに時間を使った人が理想の自分に到達できると思うのです。
時間も経営資源なのでぜんぜん足りていない。
しかし、90%の時間で成果を出し続ける覚悟が出来れば時間は生み出せるのです。
例えば、令和6年診療報酬改定の内容も対応に時間がかかるものが多くあります。
それぞれの項目を精査してご自身の医院が対応するべきかを決定し実行する必要があるのです。
さあ、先生はどうされますか?
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00