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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の増患対策に不可欠な3つのポイントとは?  [2024年02月26日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院での増患を考える場合、院長が考えておくべきポイントが3つあります。
増患というと看板を設置したりホームページからのコンバージョンを増やしたりされる院長が多いと思うのですが、それだけでは片手落ちなのです。
なので今日は増患対策において重要な3つのポイントについて書いてみたいと思います。
 
 
 
 
ポイントの一つ目は「アポ確定率」です。
先生の歯科医院では治療と歯科衛生士枠それぞれにおける「新患受入れ枠」はどれ位あるでしょうか?
そして患者の予約申し込みに対して何割位の患者を受入れられているでしょうか?
 
院長がスタッフと頑張って治療されていると治療を希望する患者がどんどん増えていきます。
すると受付が患者の予約を確定しようとしても患者の希望通りの予約枠が空いておらずに予約を確定できないという事が起こる。
だから院長は治療を希望する患者の予約を確定する為に「予約を取るルール」を見直し、新患の予約を受入れる為の仕組みを工夫しなくてはならないのです。
 
 
 
 
次のポイントは「治療時間」です。
歯科衛生士の予約は45分、60分など決まっていて担当の歯科衛生士が次の患者を待たせないようにしますが、問題は治療の予約です。
医院によってドクターが何列の枠を診るのかが違いますが、ドクターの治療が予定の時間よりもオーバーすると受け入れられる新患数が減るのです。
 
もちろん、「治療を始めてみたら予想より重症だった」ということもありますので歯科衛生士枠の様にはいかないのですが、治療の「隙間」が見えないとスタッフは予約を入れることが出来ないのです。
 
また、治療の「隙間」を読み取れるのは治療室で一定度以上の経験があるスタッフのみです。
受付専任のスタッフは「隙間」を読んで予約を入れることは出来ませんので、対策の仕方も変わるのです。
 
 
 
 
三つ目のポイントは、「高速回転型」「治療単価アップ型」「分業による両立型」のどのスタイルを選ぶのかということです。
 
歯科治療においてドクターに求められることや、やるべき事が増えています。
だからそれを決められた時間内におこなうのは段々と難しい時代になってきているのです。
しかし、患者一人当たりの治療時間を長くすると一日に診れる患者数が減って売上も下がってしまう。
だから保険治療で売上を上げていく為には「高速回転型」になり易いのです。
 
 
しかし、治療が遅れていく状態で受付スタッフが新患の予約を確定することは困難です。
じゃあ、どうやって新患も受け入れていける状態に変えるのかを院長は考えなければいけないのです。
 
この辺りの対策はクライアント医院でも話し合われていますし具体的な対策も実施されています。
対策内容はクライアント医院のノウハウなので書けませんが、何らかの対策を考えないと「終了患者」ばかりが増えて売上に影響するようになるのです。
 
 
私は、「高速回転型」では限界がありますので、「治療単価アップ型」や「分業による両立型」をお勧めしています。
 
他にも対策のポイントはありますので考えてみてくださいね。
 
 
 
 
今回の診療報酬改定でも歯科医療機関が実施するべき内容が増えました。
改定の内容を診療に取り入れていくと、患者一人に使う時間がますます増えていきますので更なる工夫が必要になるのです。
 
 
歯科医療機関の診療報酬が低いまま、やるべき事が増えていく。
今回の改定で「訪問介護」の報酬が引き下げられた様に国は少ない改定予算の中で保険医療制度や介護制度を改革していますので、保険医療機関が満足できる報酬を貰える可能性は低いのです。
 
だからこそ、自分たちの手によって「経営改善」を進める必要がある。
そう感じるのです。
 
 
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