おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
前にも書きましたが、私が開業医団体に勤務していた時代には本当に患者さんのことばかり考えて経営は二の次だと考えられる院長と多く交流してきました。
私はそういう姿勢の院長が大好きで、会議の後の懇親会などで診療の取組みや「医療はどうあるべきか?」というお話を聴くとワクワクして興奮したのを覚えています。
その時の経験がいまの私の活動の原動力です。
地域医療に真摯に取り組まれる院長を近くで支えていきたいと強く思うのです。
最近は、地域医療に真摯に取り組まれながら経営面でもしっかりとした足場を築ける院長も増えてきました。
それはとても大切なことだし、経営の足場を築かなければ院長が理想とされる歯科医療も実現しない。
今回の改定でも「今まではお金にはならなかったが、患者さんの為に取組んできたことが今回評価された」と喜ばれる院長の顔を見ると嬉しくなっている自分がいて、やっぱり真摯に地域医療に向き合われる院長が報われる時代にならなくてはいけないと思うのです。
そういう地域医療に真摯に取り組まれる院長は不器用だんぁと感じることがあります。
特にスタッフマネジメントにおいて不器用な院長が多い。
笑ってしまうほどスタッフが置いた地雷を踏むし、スタッフにリーダーシップを発揮しようとして逆にスタッフのテンションを下げてしまう。
スタッフのことを大切に思っているのにその思いをスタッフに上手く伝えられない院長も多いのです。
上手く感情のコントロールが出来ずにスタッフを叱ってしまったり、スタッフには求めるのに自分はやらなかったり、、、、
とにかくスタッフからは「〇〇を改善して欲しい」と言われることが多い院長ですが私は気にならない。
でなければ41年もこの業界にはいないし「院長だって人間だから完ぺきではない」とも思うのです。
また、スタッフは院長に「正義のヒーロー」であることを求めますので院長稼業も楽ではない。
だからこそ私は院長を支える存在でありたいと思うし、チームビルディングによって院長とスタッフとの目線が合ってくると嬉しくなるのです。
ちなみに院長はスタッフとの目線が合っていると思っていても、実はスタッフが院長に合わせているだけで本当は現状を変えたいと思っていることも多いと感じます。
でも「さて、どうやって目線を合わせてチームを活性化させようかな??」と作戦を練る時間が楽しい。
開業医団体に勤務していた時代の経験から言えば、経営に関してはとにかく「業者に騙された」と言われることが多い。
・ホームページ
・診断機器
・コンサルシステム
・評価システム
など、
経営の判断は難しく営業上手な事業者に言われてつい買ってしまうこともある。
だから、医院のチームメンバーの成長度で扱えて成果が出せるのかも一緒に判断してあげる必要があると思うのです。
開業医団体に勤務していた時代には「院長の決断(経営判断)をサポートします!」という活動もしていましたが、クライアントの院長もご自分の決断が正しいのか不安を感じられているので、そういう院長の心理的ストレスにも寄り添えるように勉強や情報収集は欠かせないと思っています。
私の強みは41年間、医療機関の院長やスタッフ、事業者に関わってきた経験と身につけてきた知識です。
イーロンマスクの話も出来るし院内のスタッフ間のトラブル解決の知識もある(笑)。
「イーロンマスクが医療機関経営と何の関係があるの?」という声が聞こえてきそうですが、世界の最先端で起こっている動きが将来的に日本や日本の歯科医院にも影響してくるので情報収集は欠かせないのです。
スタッフへの対応などあれこれ批判されやすい院長ではありますが、「真摯に地域医療と向き合っている」という一点があれば私は応援できる。
苦手にされていることを得意にすることを求めるより、誰かがサポートしてあげることが出来たら院長は得意な診療に集中出来るからです。
だから、これからも真摯に歯科医療に取り組んでいるのにスタッフに対する対応では不器用であり経営面でも悩んだり失敗する院長と共にありたい。
そう思うのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00