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◆歯科医院経営ブログ

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院長の提案にスタッフが反対したら歯科の院長はどうする?  [2024年01月18日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院が発展していく為には院内の仕組みが進化し、それに併せて改善の取組みが日常的に実施されていることが大切です。
人は安定した環境を求めますが組織における安定は後退を意味しているのです。
 
 
じゃあ、どこの医院でも常にコンサルなどの仕組みが進化し改善の取組みが行われているのかと言えばそうとは言えない。
医院が発展していく過程では院長のモチベーションが下がる停滞期もやってきますので、そんな時に院内で問題も多く発生するのです。
 
それでも諦めずに医院を進化させようと取組みを続ければチームは華を咲かせることが出来る。
院長が経営やチーム作りへの閉塞感を感じられた時に私にサポートのお声がかかることが多いと感じます。
 
 
 
 
 
歯科医院では開業当初は院内の改善活動を積極的にやるのですが、忙しくなって改善活動が停滞する時期がきます。
すると次第に院内で問題が発生しだして再び改善活動に取組もうとするのですがここで壁にぶつかることがあるのです。
 
 
それは医院の進化に取組んでいないブランク期間が長ければ長いほど院長が実行しようとする事に対してスタッフが抵抗することです。
そして一部の院長はスタッフの抵抗にあうことで諦めてしまい、院長の計画はとん挫してしまうのです。
 
しかし、これは重い荷物を載せた台車が一度止まれば次に動かそうとする時に強い力を必要とするのと同じ。
動き続けていると押す力(チーム力)は増していき改善活動が機能するのですが、完全に止まってしまうと安定を求めるスタッフは院長の提案に難色を示すようになるのです。
 
 
 
 
こんな時の対処法は「作業興奮」を活用することです。
例えば「早起きしてウォーキングしよう」と決意しても朝早く起きだした最初の頃は止めたくなる気持ちも生まれます。
しかし、準備体操をしてゆっくりと歩き出すと次第に歩くことが気持ちよくなり楽しくなるのです。
 
だから、院長の提案にスタッフが難色を示すのならば「完全形」を落しこむのではなくスタッフが受け容れてくれ落とし込みやすいことから動かし始めるのです。
すると作業興奮によってスタッフの改善意欲がしだいに高まり自分たちで他のことも改善を始める。
 
院長に細かく指示をされるのは嫌でも(苦笑)、スタッフも自分たちが日頃から「改善したいなぁ」と思っていることはあるので改善活動自体が嫌なわけではないのです。
 
 
 
スタッフマネジメントの極意は「スタッフが行きたい方向に背中を押す」ですので、院長の思い通りにならなくても結果として改善が進めば患者にとっても医院にとってもプラスに働くのです(院長によっては自分が尊重されていないと感じるようですが・・・)。
 
 
医院ごとに動かしやすいやり方があると思いますので作戦を立ててみてくださいね。
 
 
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