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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長の不安感情の正しい扱い方とは  [2024年01月15日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
私もファシリテーターをしていますアンガーマネジメント協会では「怒りは二次感情です。不安や焦りなどの一次感情が蓄積して怒りの感情が生まれ、それを誰かにぶつけて人間関係を破壊してしまう前に解消しましよう」とお話しています。
 
歯科医師が治療に半日集中すればセロトニンを消費しますので午後の診療でドクターは集中力も保ちにくいしイライラしやすくなる。
そんな時に怒りにつながる出来事が起これば我慢できずに怒りの感情を周りにぶつけてしまうのです。 
 
 
 
 
院長は経営における課題を抱えておられますので、「不安」という一次感情を溜めこみやすい。
しかし、経営者にとって不安感情はセンサーとして必要不可欠なものであり不安を感じない経営者は上手くいかないのです。
 
 
 
ポイントは「不安」の扱い方にあります。
不安は脳にインプットされた様々なネガティブな情報によって何か良からぬことが起こるのではないかと扁桃体が大脳皮質より先に反応している。
「不安」は私たちに対処するべき課題があることを教えてくれているのです。
だから「不安」の大元である課題を見える化して早めに解決できる院長は経営者として有能であり、不安を感じながらも解決を後回しにしてしまう院長は経営的にも上手くいかないのです。
 
 
 
 
例えば、スタッフの退職が続いたり売上が下がると院長は不安になります。
その時に院長はスタッフのミスが気になり細かく注意を始めたり組織力が低下しているのに経営のアクセルを踏んでしまいがちなのですが、その事で経営面とスタッフマネジメントで悪循環を生んでしまうのです。
 
 
だから経営者としての院長に必要なのは、
 
①不安の要因について書き出し見える化する
②不安を生み出している課題を分割し10段階で評価する(スケールテクニック)
③不安を経営的課題に置き換えて素早く解決に取り組む
 
なのですが、不安に繋がる経営的課題を後回しにせずに早い段階で解決する。
または、問題として発生する前に問題の種を解消してしまう上流思考で組織運営をおこなうなど、問題が手の付けようがない状態まで悪化するまで放置しないことが大切なのです。
 
課題を細かく分割して優先順位を決め、取り組まないことを決めるなどのテクニックを使えば心理的な負荷を減らし取り組みやすくなりますので、やってみてくださいね。
 
 
 
 
他にも
 
・今泉浩晃氏が考案して大谷翔平選手が使ったことで有名になった「マンダラート」を使って問題と課題を見える化させる
・中期ビジョンをもとに中期経営計画とアクションプランを作成しPDCAを回せる様に取り組む
 
ことも効果的です。
 
 
 
経営者としての不安を解消する為には組織運営の質とチームメンバーの能力、そして院長の経営者としての能力を高め、どんな問題が発生しても対処できる力を身につけていくしかない。
人は対処不能だと感じるとフリーズして動けなくなりますので、攻めの姿勢を保ってそうなる前に課題をクリアし前進するしかないのです。
 
頑張ってくださいね。
 
 
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