おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
2023年の歯科医院経営ブログの投稿は本日で最後です。
2024年は5日(金)からブログを投稿し始めますのでよろしくお願い致します。
日本の一人当たりGDPは経済協力開発機構(OECD)加盟38国のうち21位でありG7で最下位であったとの発表がありました。
生産年齢人口が大幅に減っていく日本において経済を再生させる為には一人当たりGDPを引き上げていくことが不可欠なのですが、経済対策が成果を出すには至っていないのです。
日本はDX化による一人当たりGDPの引上げへの取り組みが先進国より10年近く遅れています。
「世界デジタル競争力ランキング」で日本は32位で昨年よりも順位を落としているのです。
今年はDX化とAIが仕事を奪うということも注目されました。
ディープラーニング等によるAIの進化は驚くべきスピードで進んでおり、ここに量子コンピュータの実用化が乗っかれば更にその傾向は強まるでしょう。
2024年の注目は日銀の政策が金利の引き上げに転換するかですが、金利が上昇することによって発生する日本経済や企業、国民生活への打撃もありますので、日本経済の先行きは決して明るいとは言えない。
そんな中で日本の保険医療制度も2024年の診療報酬等の同時改定以降の医療政策によってこれから正念場を迎えるのです。
国が2024年改定で医療機関に求めることに応えていくのか?それとも当分の間は既存の歯科医療需要に止まるポジショニングを選ぶのか?
医院の経営資源を見ながら決断して頂きたいです。
2023年を表す漢字が「税」であった様に、国民負担率と物価上昇による負担が家計を直撃しました。
ゼロゼロ融資でつないできたゾンビ企業が倒産し始め、残業が無くなったことで住宅ローン破産が増加したことやデンタルローンが通らない患者も出てきました。
国民所得の中間値は低下していますので日本は間違いなく豊かな国ではなくなっているのです。
そんな中で保険医療機関が取り組むべきなのは経営の企業化です。
別に企業化によってお金儲け主義になれと言っているのではなく、数値による経営管理(管理会計)やKPIマネジメント、マーケティング、ブランディング、戦略脳、マネジメントのレベルを高めないと経営が成立しなくなるからなのです。
2024年以降に向けて歯科医院経営をどう進化させていくのか?
お休みの間にしっかり身体を休めながらもイメージしてくださいね。
Posted at 05:00