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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は歯科衛生士をどの様に育てるのか?  [2023年12月19日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科衛生士が実際におこなっている「生活指導」や「口腔機能に関する指導」を正当に評価するべきだ。
そういう論議が国の審議会で進んでいます。
「歯科衛生実地指導」の範囲と評価の見直しについて話し合われているのです。
 
 
では、先生は歯科衛生士にどんな役割を担って欲しいと考えておられますか?
歯科衛生士本人はどんなスキルを身につけて臨床に活かしたいと考えているのでしょうか?
 
 
 
昨日、私はクライアントの医院の歯科衛生士に「子育てなどのライフイベントを乗越えてスキルを磨き続け、歯科衛生士として臨床の場で長く働こうと考える歯科衛生士を〇〇歯科医院でも増やしていこう」と話しました。
 
日本歯周病学会が発行している「歯周治療の指針」を私はよく読み返すのですが、新卒の歯科衛生士をこの指針に書かれているレベルに対応できるように育て上げるのにも長い期間の学習と臨床を重ねないといけない。
 
 
 
だから、やはり、歯科衛生士がライフイベントを乗越えて学び、臨床経験を重ねていける環境整備が全国の歯科医院で必要不可欠だと感じるのです。
 
 
私はクライアントの院長に「ライフイベントを乗越えながら学び続けた40歳以降の歯科衛生士が最強ですね」と話します。
学びと臨床経験に人生経験も加わった40歳以降の歯科衛生士が患者を手玉に取る(上手く動機づける)のを見ていると、やはり「歯科衛生士は一生の仕事」だと現役の歯科衛生士に感じてもらうことが必要だと思うのです。
 
歯科衛生士だけでなくすべてのスタッフも同様だと感じます。
 
 
 
 
今は頼りなく感じるスタッフも、「学べる環境」「実践できる環境」「長く働ける環境」「応援される環境」があれば5年後には間違いなく力をつけてきます。
スタッフひとり一人のキャリアについて一緒に考え、技術だけでなく歯科衛生士としてのマインドも育てなければ離職に繋がると感じますし、臨床の現場で働き続ける歯科衛生士を増やさないと歯科医療が果たすべき役割も果たせなくなっていくのです。
 
 
 
いま、実際には毎日の様に学びを続けている歯科医院もあれば院長は臨床の勉強会に参加されるのにスタッフ向けの勉強会は開催できていない歯科医院もあります。
勉強会を開催できていない医院の院長にお聞きすると「スタッフが休日の勉強会への参加を嫌がる」と仰る。
 
しかし、そんな歯科医院でも外部講師を医院に招いてハンズオン学習を企画すると、スタッフは真剣な表情で講師の手の動きと言葉に集中しメモを取るのです。
 
 
 
 
歯科医院のチームビルディングに関わっていて感じるのは「やる気が起こらない」スタッフはいても「やる気がない」スタッフはいないという事です。
「社会人なら自分でやる気を起こせ」という声もあるでしょうが、若いから悩むし迷うし間違った方向にも行きやすい。
だからそんな彼らが歯科医療従事者になる為に技術と心を鍛え、やる気を起こさせる仕組みを作るのも経営者としての仕事なのです。
 
 
歯科衛生士を始めとするスタッフが、スキルを身につけながらも長く働き続ける環境を歯科界が作れなければ歯科医療の未来は切り拓けない。
そう感じます。
 
先生はその為にどんな事に取り組まれていますか?
 
 
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