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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の院長がスタッフのやる気を奪う瞬間とは?  [2023年12月12日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
A歯科医院でのこと・・
スタッフ:「院長、季節ごとの院内の飾りつけを少し豪華にしたいのですが予算を増やしても良いでしょうか?」
院長:「う~ん、別に今のままでも十分だと思うんだけど・・・」
 
 
B歯科医院で
スタッフ:「院長、待合室の歯ブラシや歯磨剤などを患者さんの選択肢が増える様に増やしたいんですが」
院長:「今でもたいした売上になっていないでしょ」「種類や在庫を増やして本当に売れるの?」
 
 
C歯科医院で
スタッフ:「院長、歯科衛生士向けのセミナーがあるんですが参加してもよろしいでしょうか」
院長:「えっ、その日はうち診療でしょ、患者さんの予約どうするの?」
 
 
D歯科医院で
スタッフ:「あの・・・滅菌バッグは1回目の滅菌で効果が無くなるので再利用してはいけないって聞いたんですが・・・」
院長:「駄目だよ、もったいないでしょ」「破れなきゃ大丈夫だよ」
※再利用はもちろんNGです。
 
 
 
スタッフの定着率が低い歯科医院の院長は無意識的にスタッフのやる気を奪っていると感じます。
院長は経営に責任を持たなくてはいけないので、もちろんスタッフの意見のすべてを受入れられる訳ではない。
 
しかし、スタッフの意見の扱い方によって「やる気に火がつく」「やる気を奪う」が分かれ、その後のチームビルディングに多大な影響を及ぼすのです。
 
 
 
 
上記の例では先ず「スタッフが意見をだしてくれた事への感謝」を伝えず、「提案してくれた理由」を聞かずに院長はスタッフの意見を否定しています。
A歯科医院、B歯科医院の例は「患者の為」を思ってスタッフがアイデアを出してくれたのであり、基本的には提案に感謝し受入れながら「ケアグッズ」が売れていないなどの課題を解決していくべきであり、スタッフの提案を否定してやる気を奪うことは絶対にやってはいけないのです。
 
C医院の場合でも予約があってセミナーに参加できないとしても、本人のやる気を後押しする為に「院内に講師を招いて研修をしてもらうのはどう?」など提案の仕方はあるのです。
 
 
 
 
院長には「自分の価値観でスタッフを理想通りに動かしたい」という心理が無意識的に働きます。
そうすると細かい所まで院長が管理したくなる。
 
 
しかし、その考え方ではスタッフの意欲は引き出されませんし、医院が大きくなるのに併せて院長の業務が爆発的に増えていき院長が疲弊するのです。
すると院長はちょっとしたことでもイライラし始め、院内の崩壊が始まるのです。
 
 
 
 
スタッフをやる気にさせるのもやる気を奪うのも日常診療時のちょっとした出来事がキッカケとなります。
組織が大きくなれば院長だけでなく、幹部スタッフもチームメンバーのやる気を引き出す関わり方を身につける必要がある。
 
地位と権限と指示だけではスタッフに能動的に動いてもらうことは出来ないのです。
 
 
 
 
 
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