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◆歯科医院経営ブログ

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ユニット3台の歯科医院のアポイントの取り方とは?  [2023年11月15日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
ユニット3台の歯科医院であっても売上を伸ばしていくには月の新患が30~40人位は必要。
中規模以上の歯科医院と違って歯科衛生士枠で抱えられる患者数が限られるからです。
 
ただし、これは高速回転型で安定して新患を獲得していける場所で開業されている場合のこと。
私は治療技術がある院長には高速回転型が必要だと提案しており、患者が治療に満足し自費治療のウエイトが増えていく為に予約を詰め込み過ぎないことが大切だとお話するのです。
 
 
 
理由は小規模零細歯科医院では大きな歯科医院の様なTCの仕組みや治療における歯科衛生士のサポートの仕組みなど分業制の確立が難しいからです。
治療品質と治療サービス品質を落とさずに高速回転させることが出来ないのです。
 
 
 
院長だけで治療を完結させる、院長がコンサルをする歯科医院でアポイントを詰め込めば、患者への治療説明と治療提案にかけられる時間が無くなっていく。
そのことにより、自費治療の方が治療効果が高い患者にその必要性を伝えられなくなるのです。
 
結果、治療単価が低下していきます。
だから、治療技術がある院長の場合には新患が増えすぎるのも良くはないのです。
 
試しに特定の曜日だけ院長が診る患者数を制限し、そこに自費治療の方が効果が出る患者の予約を集めてみてください。
3カ月間、説明ツールを使って患者に分かり易い説明を院長が心がけていけば必ず変化が出てくると思います。
 
 
 
 
院長の治療技術が高くない場合には広告で新患を集め高速回転型で予約を回していくしかありませんが、特技と言える治療技術が身についてきたらその治療技術で患者に貢献し口コミで患者が集まる歯科医院を目指す方が経営も安定するのです。
 
 
 
院長が経営への不安からアポイント帳を埋めようとされるお気持ちはよく分かります。
経営を一人で背負ったものにしかアポイント帳に空きがあることの恐怖は理解できないと思うのです。
 
 
 
しかし、院長によっては「院長が診る人数を減らして治療単価を上げる」という方法が使えることを覚えておいて頂ければと思います。
高速回転型で増やせる予約患者数には限界がありますし、その頃には院長は疲弊しているでしょう。
 
新患を獲得することは歯科医院経営にとって必要不可欠ですが、新患獲得だけが歯科医院経営を安定させる正解ではないのです。
 
 
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