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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院の勤務ドクターの正しい育て方とは?  [2023年11月02日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
歯科医院の勤務ドクターにも様々なタイプの人がいます。
勤務ドクター時代から「このドクターは技術と心の成長度が高いので開業しても上手くいくだろうな」と感じるドクターもいれば「えっ、学生感覚?治療技術の習得や自分が扱える症例を増やすことばかり考えていて、医院に貢献することや自分が担当する患者のことを考えられている??」と感じるドクターもいるのです。
 
 
これからの時代は開業せずに大きな歯科医院で働く勤務ドクターも増えていくでしょうから、今日はそんな勤務ドクターの育て方について書きたいと思います。
 
 
 
 
勤務ドクターを育てる上で大切な事、それは「勘違いさせないこと」です。
国家資格を取得しているものの院長と比べ技術的にも人間的にも未熟な若いドクターが成長するには、「歯科医師としての在り方を学ぼうとする謙虚な姿勢」が必要であることを理解させる必要があるのです。
 
 
何回も書いていますがスタッフは勤務ドクターの治療技術や本質を見て大切な患者を任せられるかを判断しますし、スタッフが応援してあげたいと思わない勤務ドクターではチームリーダーとしても信頼されないのです。
 
もしドクターと言う資格がなくても周りから信頼される位の人でなければ、開業しようが勤務ドクターとして歩もうが上手くいくことはないのです。
 
 
 
 
 
次に大切なのは勤務ドクターのキャリアプランを院長が一緒に考えてあげることです。
「開業する勤務ドクターは院長が何をしようが開業します」ので、本人にとってどういうキャリアを積むことが歯科医師として満足な人生を歩めるのかを本人に考えさせるのです。
 
そして「大学の同期がどんどん開業していくから・・・」と開業してはいけないのに開業してしまう悲劇を防ぐことも愛情なのです。
 
 
ちなみに「勤務医として当院で輝いて欲しい」と勤務医としてのキャリアプランを提示するのはOKですが、我田引水的に開業させないように誘導するのはNGです。
そして、本人が勤務ドクターとして頑張っていくと決意したら院内で輝けるステージ(居場所)を用意してあげる。
 
 
治療技術を磨けるよう支援し、院内で歯科医師としての成長度に相応しいポジションを用意し、スターマーケティングもしながらスタッフにもその勤務ドクターが果たしてきた役割の素晴らしさを伝えて称えていく必要があるのです。
 
しかし、そのポジションに必要な治療技術と人間性、経営的成果を生みだす能力を身につけていくことの必要性は本人に話し努力することを求める。
 
 
 
それが、これからの時代に必要な勤務ドクター像です。
いままでの「勤務ドクター像」に良くないイメージが強いので若いドクターは開業を目指すのだと私は考えています。
 
そのイメージを変えないと若い勤務ドクターは「勤務ドクターも有力な選択肢だね」とはならないのです。
 
 
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