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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長は診療圏を拡げる?それとも拡げない?  [2023年11月01日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
さて、先生の歯科医院の治療コンテンツごとの診療圏はどの範囲で設定されているでしょうか?
真摯に歯科医療に取り組む院長であっても地域の方々に認知されなければ来院には繋がらない。
 
だから、院長は診療圏を意識しながら広告対策をしなければならないのです。
 
 
 
 
例えば開業して医院前の看板以外に広告をしない場合には診療圏は狭くなります。
一般的には「徒歩」「自転車」「原付バイク」「勤務先の近く」など患者の生活動線のなかで医院を見つける。
保険のむし歯治療であれば患者は通院の利便性を優先しますのでわざわざ遠くて不便な場所にある歯科医院には行かないのです。
 
 
 
しかし、患者のニーズによってはこの状況は変わります。
例えば近くの歯科医院で根管治療で通っているが治療が終わらずにドクターへの不信感が生まれた時。
患者は根管治療で評判が良い歯科医院を検索で探し少し遠い場所の歯科医院でも転院する可能性が生まれるのです。
 
患者にとって「重要性が高いもの」「専門性が求められるもの」「費用が高いもの」などは選択するエリアを拡げてより自分が望む治療を受けようとするのです。
 
 
 
 
だから、遠くから患者が集まる歯科医院になる為にはブランド力が重要になる。
ブランド力に影響を及ぼす要素には「院長ブランド」「医院規模」「治療コンテンツ」「治療実績」「最新設備」等がありますが、「地域ブランド」も無視できません。
千葉にあるのに施設名に「東京」とついていたり、湘北地域にあるのに「湘南」と言う名前をつけるのは「ハロー効果」を狙っているのであり、人は地域ブランドにも影響を受けるのです。
 
 
 
 
院長が診療圏を拡げようとすればブランド強化など診療圏を拡げる為の戦略が必要になります。
実際の診療圏を調べる方法はいくつかありますが、私が調べた経験から言えば診療圏は歪な形をしていて円ではないのです。
 
 
医院に診療圏を拡げる為のブランドが無い場合にはブランド構築の為の取組みを進めるか、それとも既存の診療圏で経営していくしかありません。
既存の診療圏で経営していく場合には診療圏内の治療需要を調べることや住民の生活動線の変化などを把握して地域シェアを高めることが必須となりますので狭い診療圏での戦い方をマスターする必要があるのです。
 
そうそう、ポジショニングを変えてニッチな市場に参入すればマーケットボリュームが小さい為に大型歯科医院は参入してきませんのでお勧めです。
 
 
 
 
大きな歯科医院は診療圏を拡げながらマーケットにおいて1位を目指します(地域においてではありません)。
地域需要が減少していく分はブランド力を高めて診療圏を拡げることでカバーしますのでブランド力の強化が生命線です。
 
ただ、分院展開で拡げる方法はリスクも高い。
いまの時代は昔に多かった売上1億円以下の分院ではリスクの方が高く分院展開は一部の経営力が高い院長しか成功しないと私は考えていますので、ポジショニングをしっかり考えながら消耗戦に巻き込まれない様にして頂ければと思います。
 
 
 
 
限られた経営資源をどう使うのか?
日々変化を続ける経営環境を注視しながら院長は迅速に決断する必要があります。
 
だから「周りの院長がやっているから」はくれぐれも止めて頂きたい。
医院ごとに地域ごとに答えは違うのですから。
 
 
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