おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
さて、先生の医院の全体ミーティングを思い浮かべてみてください。
「問題を解決する時間」と「未来の医院を創る時間」の割合はどれ位でしょうか?
この問いへの答え方で組織の成熟度が分かるのです。
実は成熟した組織では問題解決は日常的に行われており、問題解決について全体ミーティングで話し合うことは少ないのです。
小さな組織ではミーティングの仕組化をする段階に至っておらず各部署の運営を任せられるほどの幹部も育っていないので、全体ミーティングで「問題を解決する時間」の割合が多くても仕方がないと思います。しかし、組織が大きくなるのに併せて育ったスタッフへの権限の委譲を進めミーティングの在り方も変えていく必要があるのです。
また、15人以上の組織の全体ミーティングで院長が一番しゃべっているのでは駄目なのです。
問題解決は権限を持った人が日常でヒアリングしたり調整したりして進めるべきであり、関係者だけを短時間で集めて話し合うべきもの。
全体ミーティングでは問題解決後に全体に周知しておくべきことの確認だけが行われる。
だから、全体ミーティングで問題解決をする歯科医院は権限の委譲ができていないし組織化が出来ていないのです。
だから、集まった時にまとめて問題を解決しようとしてしまう。
各種ミーティングの設定や在り方にも問題が多いのだと思います。
問題は権限を委譲された人が責任を持って解決すればあとは報告するだけで良い。
それが出来ていないから全体ミーティングの議題が増えるのです。
全体ミーティングを医院の未来を創る時間にできるか?
過去について話し合って原因(犯人)を見つけても何も変わらないのです。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00