おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
開業医団体時代からの40年で少なくとも2000件以上の歯科医院に関わってきて感じるのは、医院によって、
・院長とスタッフとの距離感
・院長と患者との距離感
・スタッフと患者との距離感
・院内デザインやオペレーション
が違うことによって医院の雰囲気が違っているということです。
リーダーである院長が明るい性格であればスタッフや患者との距離感も近くて医院の雰囲気も和らいでいることが多いし、院長が治療に集中して言葉が少ない場合には診察質は静かな空間であることが多い。
どちらが良いという事ではなくそれが医院のカラーなのでそれで良いと思うのです。
しかし、「重い雰囲気」や「悪い雰囲気」「冷たい雰囲気」は患者を緊張させますので避ける必要があります。
院長やスタッフは自分たちが作り上げて患者に伝わっている雰囲気がどんなものであるかに気づいていないことが多く、「雰囲気」が患者が歯科医院を選ぶ重要なポイントである事にも気づいていない。
しかし、人は「良い雰囲気の空間」を選ぶのです。
院内の雰囲気を構成するのは人の表情だけでなくノンバーバルなものを含めて色々あります。
例えば治療コンサルに対する患者の納得度も、部屋のデザインや治療説明担当者の服の色やデザイン、説明スライドの見せ方で変わりますし、子どもに対する接し方一つでも医院の雰囲気は大きく変わるのです。
要するに、院長が誰にとって居心地が良い空間づくりをしたいのかでオペレーションや院内デザインなども変わる。
だからチームメンバーは自分が院長が意図した雰囲気を作り出す一員であることを意識して実行する必要があるのです。
空間づくりとチームメンバーの行動が一致して初めて意図する雰囲気が演出できる。
もちろん、雰囲気を構成する最大の要素が院長であることを忘れてはならないのです。
先生はどんな雰囲気の医院を目指して何を意識しながら日々の診療に向き合っておられますか?
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 05:00