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◆歯科医院経営ブログ

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歯科医院は固定費型経営であることを理解する。  [2023年09月28日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
企業の経営には「変動費型」と「固定費型」があり歯科医院は固定費型です。
だから投下した固定費でどれだけの収益を生み出せるのかを考えなければならないのです。
 
 
 
最近は歯科医療需要が変化して国が保険医療機関に求める取組みも増えた。
しかし、歯科医院が単純にそれに対応しようと取り組めば固定費(人員や設備費など)は増えますが診療報酬ではそれに見合う収益が見込めない。
そして新たな歯科医療需要に対応するにはドクターやスタッフの力量が必要。
 
実際に「口腔機能」に関する項目の算定率が低いことが算定調査によって分かっています。
 
 
 
 
 
一般のお店であれば提供する商品の品質が上がりブランド力が伴ってくると価格を上げても顧客はついてきます。
顧客は「遊ぶ」「飲む」「食べる」など感情がプラスに動く体験をしますので口コミで評判を拡げやすいのです。
 
 
しかし、患者は接客品質の違いは分かっても歯科治療の品質の違いを正しく判断できない。
院長が強い治療ブランドを構築すれば評判によって患者は集まり自費価格も値上げできますが、それ以外の医院では一定の範囲以上は難しいのです。
 
そして採算を考えずに治療品質を上げると保険診療では赤字になる。
 
 
 
 
 
歯科医療として治療品質を高めていくことは大切ですし患者に分け隔てなく良質な治療を提供したい。
もちろん、口腔機能管理や訪問歯科、多職種連携にも取り組みたい。
 
 
しかし、固定費型経営ではかけた固定費に見合う収益を得られるかが重要であり、これから進む人件費の高騰を考えても収益性の改善は重要な経営課題なのです。
 
 
 
国は品質を高めろ、幅広い歯科医療ニーズに対応しろとは言いますが、それに見合う診療報酬は出してはくれません。
だから、歯科医療として大切だけど収益的に見合わないことに取り組むには他の治療コンテンツで収益的マイナスをカバーできることが大切であり、パイロット的なその取り組みによって未来の収益の柱に繋げられる確信が必要なのです。
 
 
 
従って院長は「固定費型経営の正しい在り方」をちゃんと理解して提供する歯科医療の質を上げることで医院収益も上がる方法を考えなければならない。
固定費型経営では提供するコンテンツやサービスへの顧客の支持を失えば顧客数を減らすことに繋がり、その瞬間、固定費が大きく経営に圧し掛かってくるのです。
 
 
 
さて、先生はどんな経営対策をおこなって医院収益を上げようとされていますか?
先生の医院が提供する歯科医療サービスは地域の支持を得続けることができるでしょうか?
 
考えてみてくださいね。
 
 
 
 
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