おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
昔は小学校で悪いことをしたら教師に頭をゴツんと叩かれた。家に帰って母親に不満を言うと「先生の教えを守らないお前が悪い」と一刀両断にされた。
また、家に来客があると子ども全員で挨拶をし、お客さんとお父さんは出前のお寿司、母親と子どもたちはいつも通りの夕飯だった。
社会人となり働き始めた時、上司や先輩を立てることの大切さを少し上の先輩から教わった(先輩が実践されていた)。
仕事が終わってタイムカードを押すと先輩による「組織としての在り方」「事務局員としての在り方」講座が始まり目を輝かせて聴いていた。
開業医団体の総会や社内の新年会などがあれは率先して準備の下働きをし、懇親会があれば参加された理事の先生方が一人にならない様に気を配り、先輩が酔っ払えば家に帰れるまでフォローした。
こういった事に何かマニュアルがあった訳ではなく、先輩達の指導によって自然に社会人として必要な姿勢を身につけてこれたのだと思う。
しかし、現代では日本社会でこの機能が破壊されてしまった。というより、私たちが無意識のうちに破壊してしまった。
だから入社時点で社会人としての在り方が身についている若い人と身についていない若い人の格差が大きい。
もちろん、暴力は問題外ですし酔っ払った先輩の面倒をみろとも言いませんが、あまりにも日本社会における教育から人的成長につながる「在り方教育」が衰退している。
だから、院長が一流の歯科医療従事者を育てるのであれば、院長は一から「在り方」を教えなくてはならないのです
それにうってつけなのが「清掃教育」なのです。
清掃には人としての姿勢や思いやりが出る。そして医療として一番重要な「安全」に直結しているのです。
「人としての在り方」「歯科医療従事者としての在り方」を教えながら勤務ドクターやスタッフのテクニカルスキルも磨いていく。
院長としては大変なのですがやり切るしかないのです。
テーマ:スタッフ育成、チームビルディング
Posted at 05:00