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◆歯科医院経営ブログ

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歯科の院長が止めたいのに止められない行動に対処するには?  [2023年07月29日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
今日は「やるべきことを後回しにしてしまう」「止めたいことが止められない」院長が決めた通りに行動する為の技術について書きます。
 
 
 
日本人の中で思ったことをすぐに行動できる人の割合は3割、つまり多くの人はすぐに行動を起こすことが苦手なのです。
その理由は日本社会の文化や教育、日本社会を構成している仕組み、家庭環境などにも関係するのですが、詳しくはここでは書きません。
 
 
 
 
例えば、ダイエットの為に「今日から間食を止める」と決めたとします。
しかし、お客さんが美味しそうなスイーツをお土産として持ってきてくれた。
 
すると、「今日はいいか、明日から始めよう」となるのです。
 
決めた通りに行動できない人の特徴は「意志力」を使おうとすることです。
しかし、人間の意志力は頼りになる様で頼りにならないのです。
 
 
 
 
例えば、先生が椅子に座っていて、頭で「今から立ち上がろう」と考えたとします。
本来であれば、頭で考えてから脳が筋肉などに指令を出して立ち上がる動作が始まると思いがちです。
 
しかし、実際には頭で立ち上がろうと考える前に立ち上がる為に必要な神経伝達物質が出されて立ち上がる為の準備が始まっているというのです。
 
つまり、先生の意志で立ち上がろうと決めて脳に指示を送っているのではなく、先に脳が立ち上がる為の指令を出してから先生の頭に「立ち上がろう」という言葉が浮かんだということになります。
 
 
 
だから、ダイエットの為に間食を止めようと意志力を使っても「本当の司令塔」がそう思っていなければ行動にはならないのです。
お気づきだと思うのですが本当の司令塔とは脳の「大脳辺縁系」です。
 
 
 
 
私は今は間食をしませんが、間食していた時に間食を始めるトリガーをセルフモニタリングしてみました。
すると、夜に仕事が終わって一息ついてコーヒーなどの飲み物を飲むとスナック菓子などを食べたくなっていたのです。
 
その時の私は意志力を使って間食を止めようとしたのですが、無駄な努力でした(笑)
本当の司令塔は間食を止めたいとは思っていなかったのです。
 
そこで私がおこなった最終的な対策は「環境を変える」でした。
つまり、スナック菓子などを購入しないようにしたのです。
 
 
先生に「止めたいがついやってしまう行動」があるのならばきっと行動に繋がるトリガーが存在すると思います。
 
 
 
ドクターは治療技術を高める為の努力は自然とされるのですが、歯科医院経営に必要なスキルの取得と行動は後回しになりやすいと感じます。
言葉では「何か経営対策をしないと駄目なことは分かっているんだけど・・・」とは仰るのですが、本当の司令塔は変化を嫌いますのでそうは思っていないのです。
 
 
 
先生が本当に現状を変えたいと思われるならば意志力を使おうとせずに「大きく環境を変える」ことをお勧め致します。
行動が得意な方は大脳辺縁系が行動(変化)を求めていますが、行動が苦手な方は大脳辺縁系が変化を嫌う。
 
 
しかし、環境が変われば順応していくのも人間ですので環境を変える事が理想の行動に繋がるのです。
 
 
 
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