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◆歯科医院経営ブログ

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行動が苦手な歯科医院院長に発生する問題とは?  [2023年07月28日]
 
おはようございます。
 
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
 
 
 
人間には代表的な行動特性が多くあり、どの行動特性をどれ位使っているのかで行動による結果が変わります。
そして行動特性の大まかな分け方の一つに「行動を得意にしているか?苦手にしているか?」があるのです。
 
 
 
行動を苦手にされるタイプの院長にこれから経営面で発生する問題は深刻で、国の医療政策などの経営環境の変化に対応できないことです。
何回もブログで書いていますが、規模の拡大に動かれる院長も、あえて規模を拡大しない戦略を取られる院長にも、経営環境の変化に合わせて歯科医院経営を変化させることは必要。
 
例えば、平成28年に登場した「か強診」基準も、登場してすぐに取得された院長と未だに取得されていない院長に分かれます。
戦略的にあえて取得されなかったり取得しても意味が無い院長の場合にはそれで良いのですが、必要な院長でも取得されていない場合が多いのでやはり日本人は「行動が苦手」という行動特性を持つ院長が多いのです。
 
 
 
 
まだ、ラガード院長なら動かないことによってニッチな需要を拾える可能性はありますが、レイトマジョリティ院長は市場が成熟期に入ってから参入しようとする為に経営的な成果を出せずに「経費倒れ」になる可能性が高い。
 
大体は「友人の医院や周りの医院が導入したから」という理由で始めることが多く、自院にそれを導入して成果に繋がるのかを検証できていないことも多い。
そして事業者の「これからのトレンド」話に乗っかって高額な設備を導入し易いのです。
 
タイプ的に「形を整える」「道具を揃える」ことで安心しますので、裸の状態では一歩を踏み出さない。
だからアーリーアダプタ院長の様な素早い決断が出来ず、規模を拡大していく経営スタイルは出来ないのです。
 
 
 
 
 
では、行動が苦手なタイプの院長に強みはないのでしょうか?
 
例えば、
・コツコツと仕組化を続けられる
・ボトムアップは得意
・治療で得意な分野が一つある
・優しいと周りから言われる
・生産性が無い話も丁寧に聴ける
・人を応援するのは得意
・周りに感謝の言葉を伝えられる
・学会に所属して認定医を目指しエビデンスを大切に治療している
 
という場合にはその特性を強みに変えることが出来ます。
 
 
コツコツと磨く強みを一つに絞り徹底的に磨きあげるのです。
例えば「どこの医院よりも丁寧で患者に分かり易い治療説明」を目指すなどです。
 
 
 
 
ご自分では強みに気づいておられないかもしれませんが、スタッフや患者は院長の魅力に惹きつけられているかもしれません。
 
院長が行動しないことで発生する問題を自力では解決できませんので経営面でのご苦労も多いでしょうが、地道に歯科医療における信念を守り続けることで辿り着けるステージがある。
 
やはり誰もが自分の強みや行動特性を知ってどう活かすのかを考えることが大切なのです。
 
 
 
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