おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
経営者としての院長に必要なこと、それは経営者としてやるべき事に集中できる環境を作ること。
「緊急だけど重要ではない」ことに振り回されない状態を作ることが大切なのです。
では、誰が院長を忙しくさせているのでしょうか?
それは院長自身です。
患者数とスタッフ数が多くなると院長はどんどん忙しくなっていきます。
だから権限の委譲によって院長の負担を減らしていくのですが、院長はその空いた時間に別の緊急性の高い仕事を入れてしまう。
だから逆転の発想で経営者として必要なことをやる時間を先にブロックしてしまうのです。
私は睡眠によって脳がフレッシュな状態な時に重要なことを決断するべきだと考えています。
夜に誰かに会って提案された重要な事案もその場では返答せずに翌朝に考えてから判断した方が冷静で正しい判断ができる。
私が前日に書いたブログを翌朝の5時から見直すのもそういう理由なのです。
例えば前日の就寝前にスタッフマネジメントの本を読み(全部でなくて良い)「もっとスタッフが活き活きと働く医院になる為にはどうすれば良い?」と自分に問いかけてから寝ます。
そして翌朝、スタッフが出勤する前に医院に出勤してコーヒーを飲みながらボーっとする時間を意識的に作るとデフォルトモードネットワークが稼働して名案が浮かんだりするのです。
そこで、すかさず予約システムで幹部で話し合える時間がないかを探し予約システムの枠を抑えてしまう。
日常的に予約システムを見ながら動いている職種なので予約システムで診療以外のことも管理する方が忘れなくて済むのです。
他にも経営に関する打合せや来客面談など、経営者として必要な時間を先に抑えに行く。
そして残りの時間で診療をして経営的な成果を出して緊急で重要でないタスクを熟していくのです。
いつまでも忙しい院長は忙しい時間の合間に重要なことが出来ないのかを考える。
しかし、その考え方ではいつまで経っても経営者として必要なことに取組めないのです。
Posted at 05:00