おはようございます。
歯科医院経営コーチの森脇康博です。
私も含めてほぼすべての人が「感情で判断して理屈を後付けして正当化している」と感じます。
そして判断には「好む」「好まない」が大きく影響しているのです。
院長はスタッフをできるだけ「公平」に扱わなければなりません。
成長への手助けが必要な新人スタッフに手厚く、自立期のスタッフには援助を減らして本人に自立への自覚を持つように促していく。
また、子育てや親の介護などで援助が必要なスタッフにも手厚く援助をしていく必要があるのです。
そして、忘れてはならないのが幹部スタッフなど自走期のスタッフへの「感謝」と「評価」です。
周りよりも頑張ってくれている幹部スタッフも公平に扱ってあげる必要があるのです。
大切なのは、院長は少ない情報によって感情的に判断しているという事を理解しておくことです。
だから、院長があるスタッフに不満を感じたならばそのスタッフのプラス面が見えている別のスタッフの話を聴いて判断の偏りを防ぐなど工夫する必要があるのです。
「6つの帽子」など判断の偏りを防ぐ手法がありますが、院長と違う見方をしている人の意見はとても貴重なのです。
医院のこと、院長のこと、患者のことを一番大切に考えていたスタッフが、ちょっとしたキッカケで院長の評価が下がり退職したなんてこともありますので、誰が院長を支えてくれているのか?もちゃんと見ておく必要があります。
そしてアンガーマネジメント的には判断基準をできるだけ安定させること。
同じことをしても注意される日とされない日がある。
同じことをしても注意される人とされない人がいる。
はスタッフから聞く院長アルアルです。
スタッフは院長が間違っている、理不尽だと感じてもなかなか反論はできませんので、院長として感情のコントロールを上手くおこなえるように気をつけてくださいね。
テーマ:歯科医院経営全般
Posted at 04:00